シンガーのジャスティン・ビーバーが過去に炎上したヘアスタイルに再びイメチェンし、一部の人たちから呆れる声があがっている。(フロントロウ編集部)

ジャスティン・ビーバーが再びドレッドヘアに

 今年3月、待望のニューアルバム『Justice(ジャスティス)』をリリースしたシンガーのジャスティン・ビーバーが、ドレッドヘアにイメチェンした姿を自身のインスタグラムで公開した。

画像: ©︎Justin Bieber/Instagram

©︎Justin Bieber/Instagram

 ご存じの方も多いと思うが、ジャスティンは2016年にドレッドヘアにして「黒人文化の盗用」だと批判を受けたことがある。

文化の盗用(Cultural Appropriation)
あるグループ特有の文化をそのグループに属さない人が流用して利用することで、主にマイノリティの文化を流用したときに起こりやすい議論。マイノリティのファッションや言語、音楽などが世界中で楽しまれるなかで、社会の中でマイノリティの差別がなくならないことは、矛盾しており間違っているという考えが背景にある。

 もちろん、本人に悪気はなく、あくまでファッションの一部としてドレッドヘアを取り入れただけだったのだが、「白人の特権(White Privilege)」を存分に得てきたジャスティンが、長らく迫害されてきた黒人たちが作り上げた黒人文化の恩恵を受けることを快く思わない人たちから、厳しく非難されることに。

 実際、今回も「文化の盗用」だと指摘する声が出ており、ジャスティンのインスタグラムには「冗談でしょ」「なんてこった」など、落胆したファンからのコメントが相次いでいる。

画像: ジャスティン・ビーバーが再びドレッドヘアに

 ちなみに、ジャスティンは昨年、黒人に対する暴力や差別の撤廃を訴える抗議運動「Black Live Matter/ブラック・ライヴズ・マター(黒人の命にも価値がある)」が活発化した際に、自身のインスタグラムで「僕は黒人文化(ブラック・カルチャー)に触発されています。同時に、黒人文化の恩恵も受けてきました。僕のスタイル、僕の歌い方、僕のダンス、僕のパフォーマンス、そして僕のファンションはすべて黒人文化からインスピレーションや影響を受けています。今後、僕は自分のプラットフォーム(セレブという立場)を使って、人種差別問題について学び、人種間の不平等や制度的な制圧に対して声を上げ、今最も必要とされている“変化”の一部になるための方法を見つけていきます」と、過去の経験をもとに学んでいく所存を明らかにしていた。(フロントロウ編集部)

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