ディズニーのイマジニアリングチームが作ったベビー・グルートのロボットがリアルすぎてもはや恐怖すら感じる!? 完成度の高さは“さすがディズニー”としか言いようがない。(フロントロウ編集部)

ディズニーが超リアルなグルートのロボットをお披露目

 世界のディズニー・テーマパークの設計・開発やアトラクションの企画・クオリティー管理などを担当する会社ウォルト・ディズニー・イマジニアリングが作った、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの愛されキャラ、ベビー・グルートのアニマトロニクス(※)が「まるで生きているみたい」と話題になっている。
※ディズニーランドのアトラクションでよく使用されているしゃべったり、動いたりするロボット人形のこと。

 先日、ディズニーのイマジニアリングチームが公式YouTubeチャンネルで公開した映像がこちら。

 動きがものすごく自然。すべての動作がなめらかで、とてもロボットとは思えない。正直、リアルすぎて恐怖すら感じるレベル。

 イマジニアリングチームがどんな取り組みを行なっているのかは、通常はトップシークレットだが、最近では「プロジェクト・キウイ(Project Kiwi)」と呼ばれる計画の詳細を度々こういった動画で紹介している。

 このプロジェクト・キウイの責任者でイマジニアリングの研究開発部門の代表を務めるスコット・ラヴァリー氏は、米TechCrunchの取材に対し、「約3年前、小さなキャラクターを、実際の縮尺で本物のように再現するにはどうしたらよいかを考えるために始まったのがプロジェクト・キウイです。今は二足歩行ロボットにとってエキサイティングな時代であり、素晴らしいチームと私たちの技術、芸術性、魔法の組み合わせにより、ディズニー以外では起こり得ないようなキャラクターに命を吹き込んでいます」と語っている。

画像: ディズニーが超リアルなグルートのロボットをお披露目

 ベビー・グルートは非常に小さいことで知られるが、このアニマトロニクスはそれを反映して2.5フィート(約76センチ)の大きさで作られており、無限の可愛さを実現。しかし、動画を見てもわかるように、「I am Groot(僕はグルート)」レベルの言葉を言わせることはそう簡単ではなく、その裏では色々と試行錯誤が。

 すでに完成形のようにも見えるが、TechCrunchによると、人を識別し、その人の顔を愛おしそうに見つめることができるようにする必要があるそうで、ディズニーパークで自由に動き回るグルートを見ることができるようになるには、まだしばらく時間がかかるという。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.