シンガーのジャスティン・ビーバーが、東京オリンピックで選手が「Black Lives Matter/ブラック・ライヴズ・マター」関連のアイテムを身につけることを禁止するというニュースに反応。(フロントロウ編集部)

ジャスティン・ビーバーが東京五輪の“ルール”に物申す

 「Baby(ベイビー)」や「Sorry(ソーリー)」などのヒット曲で知られる人気シンガーのジャスティン・ビーバーが、東京オリンピックの式典や競技の最中に選手が「Black Lives Matter/ブラック・ライヴズ・マター(黒人の命にも価値がある)」(以下BLM)に関連するウェアやアイテムを身につけることを禁止するというルールに苦言を呈した。

画像: ジャスティン・ビーバーが東京五輪の“ルール”に物申す

 昨年5月にアメリカのミネソタ州ミネアポリスで発生した、白人警官による黒人男性のジョージ・フロイド殺害事件をきっかけに活発化している、黒人に対する暴力や差別の撤廃を訴えるBLM運動。

 昨年、テニスの全米オープンで、大坂なおみ選手がBLM関連のアイテムを大会中に身につけていたことが話題になったが、先日、国際オリンピック委員会(IOC)は五輪の競技会場や選手村で政治的、宗教的、人種的な宣伝活動を禁ずる五輪憲章第50条に基づいて、東京オリンピックの競技会場や表彰台で選手が人種差別などに抗議することは認めないと発表。それを受けて、AP通信が抗議活動のなかにBLM関連のアイテムも含まれるのかIOCに確認したところ、“BLMも例外ではない”という回答が返ってきたという。

 このニュースをたまたま目にしたジャスティンは、自身のインスタグラムで「彼らはこの決定を覆すべきだ」とコメント。また、F1史上初の黒人ドライバーとして知られるルイス・ハミルトンも、インスタグラムのストーリーで“サムズダウン(ブーイング)”の絵文字を使って反応している。

 ちなみに、BLMの活動を全面的に支持するジャスティンは、「僕は自分のプラットフォームを使って、人種差別が悪であるということ、そして人種差別は僕たちの文化に根付いているということを人々に理解してもらいたいんだ。僕は僕の黒人の兄弟や姉妹たちに、自分たちは支えられている、自分たちの姿はちゃんとみんなに見えている、自分たちは大切にされていると感じてほしい。(僕の言動が)気に障るという人がいるかもしれないけど、僕はBLMについて話すのをやめるつもりはない」と、以前、インスタグラムで宣言している。(フロントロウ編集部)

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