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アドベンチャー映画シリーズ『インディ・ジョーンズ』の第5作目への出演が発表された俳優のマッツ・ミケルセンが、幼い頃から同シリーズのファンだったことを明かし、最新作に出演できる喜びを爆発させた。(フロントロウ編集部)

マッツ・ミケルセン、『インディ・ジョーンズ』の大ファンだった

 主演を務めた映画『アナザーラウンド』が、2020年から2021年にかけて発表された著名な映画アワードを総なめにし、第93回アカデミー賞で国際長編映画賞を獲得した俳優のマッツ・ミケルセンが、ハリソン・フォード演じる考古学者インディアナ・ジョーンズの冒険を描くアドベンチャー映画『インディ・ジョーンズ』シリーズの第5弾となる最新作に出演することが決定したというニュースは、以前フロントロウでもお伝えしたが、マッツが同シリーズへの参加できる喜びを米Colliderとのインタビューであらわにした。

画像: マッツ・ミケルセン、『インディ・ジョーンズ』の大ファンだった

 40年の歴史を持つ名作として知られる『インディ・ジョーンズ』シリーズは、1981年に1作目の『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』が公開されて大ヒット。1984年に2作目の『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』、1989年に3作目の『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』、その19年後の2008年に4作目の『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』が公開され、いずれもヒットを記録した。

 日本の東京ディズニーランドにも4作目を題材にした「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」と呼ばれるアトラクションが存在するほか、アメリカ・カリフォルニアにあるディズニーランドにも同様のアトラクションが存在。フロリダのディズニー・ハリウッド・スタジオでは「インディ・ジョーンズ・スタント・ スペクタキュラー」と呼ばれる、映画制作現場の世界観を表現したスタントショーが催されていたりと、映画そのものだけでなく、そこから派生したエンターテインメントも世界中の人々を楽しませ続けている。

画像: 映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』©LUCASFILM LTD/PARAMOUNT / Album/Newscom

映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』©LUCASFILM LTD/PARAMOUNT / Album/Newscom

 シリアスなヒューマンドラマや大作映画のクセありヴィラン(悪役)などをこなしてきたマッツと、アドベンチャー映画の真骨頂である『インディ・ジョーンズ』と聞くと、なんとなく意外性のあるマッチングのように感じてしまいがちだが、何を隠そう、マッツは幼い頃から『インディ・ジョーンズ』のファンだったそう。

 米Colliderとのインタビューで『インディ・ジョーンズ5(仮)』への出演に関する話題を振られたマッツは、「すごくすごくワクワクしてるよ! 」とシリーズに携われることに感無量の様子でコメントした。


脚本を読んだ感触は?

 出演が決定してから、第1作目を見直したというマッツは「このあいだ、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』をもう一度見てみたんだけど、本当によくできてるよね。チャーミングだし、ストーリーテリングも素晴らしい」と大絶賛。

 「このフランチャイズに参加できるのは、ものすごく名誉なことだよ。子供の頃から見てきた作品だから。(一般の人たちよりも)先に台本を読ませてもらえる立場にいるなんて、ラッキーだね」とコメントすると、脚本の内容は「僕が望んでいた通りだった。素晴らしいよ」と太鼓判を押した。

キャスティング発表時にマッツが投稿した『インディ・ジョーンズ』と自身をコラージュした写真。<br>


マッツが演じるのはどんな役?

 『インディ・ジョーンズ5』は、過去4作でメガホンを取った映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『E.T.』のスティーヴン・スピルバーグ監督ではなく、映画『17歳のカルテ』や『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』、『グレイテスト・ショーマン』、『フォードvsフェラーリ』を成功へと導いたジェームズ・マンゴールド監督が手がける作品。

 主演とハリソンとマッツ以外では、ドラマ『Fleabag フリーバッグ』や『キリング・イヴ/Killing Eve』のフィービー・ウォーラー=ブリッジが女性メインキャラクターにキャスティングされたことが発表されている。

画像1: マッツが演じるのはどんな役?

 マッツとフィービーがどんな役を演じるのかは、現時点では明かされていないが、マッツはColliderとのインタビューのなかで自身が演じる役に関して、ちょっとだけヒントを投下した。

 役についてネタバレしてしまったら、「明日、湖で発見されるかもしれない」とジョークを飛ばしたマッツは、詳細に関しては言えないとしながらも、同作の制作陣が自分を起用したのは、彼らと一緒になって「キャラクターを創造する」俳優を求めていたからだろうとコメント。

 自身が主演した母国デンマークのブラックコメディ・ドラマ映画『ライダーズ・オブ・ジャスティス』を引き合いに出して、『インディ・ジョーンズ』シリーズも異なるジャンルをミックスして成り立っていると分析しつつ、「『インディ・ジョーンズ』シリーズには、インディアナ・ジョーンズという王道の男性キャラクターにくわえて、1930年代に俳優のピーター・ローレ(※)が演じていたような、誇張されたキャラクターも存在する。インディも面白くて興味深いことをたくさんするけど、彼以外にもジャンルの違うキャラクターが何人も登場するよね。そういうバランスを見つけるのが、面白いんだ」と、自身が演じるキャラクターは、ハリソン演じる主人公とは相反する、クセのあるキャラクターであることを匂わせた。

※アルフレッド・ヒッチコック監督の『暗殺者の家』に悪役として出演してブレイクしたことがきっかけでハリウッドに進出し、個性派脇役として活躍したオーストリア出身の俳優

画像2: マッツが演じるのはどんな役?

 『007 カジノ・ロワイヤル』や『ドクター・ストレンジ』、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』といったビッグフランチャイズに属する映画でも、唯一無二の存在感を放ってきたマッツ。ジョニー・デップからゲラート・グリンデルバルト役を引き継いだ『ファンタスティック・ビースト』のシリーズ3作目に続き、『インディ・ジョーンズ』の5作目でも、味のある名バイプレイヤーとして作品を大いに盛り上げてくれるはず。(フロントロウ編集部)

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