レゴが、初のLGBTQ+セットを発表。デザイナーが込めた思いとは?(フロントロウ編集部)

レゴから初のレインボーセットが発売

 多くの人から愛されるブロック玩具のLEGOが、6月のプライド月間に、初のLGBTQ+セットを発売する。11色のレインボーカラーでデザインされたセットの名前は、“Everyone isAwesome(みんな素晴らしい)”。

 このセットのデザインを手掛けたマシュー・アシュトンは、LEGOグループにおけるデザイン部の副主任であり、LGBTQ+当事者。

 彼は、このセットをデザインしたことについて、LEGOのホームページにこう綴っている。

 「小さな一歩を踏み出し、“Everyone is Awesome”のような製品を送り出し、LGBTQIA+コミュニティを表現する人々がいることで、すべての人が、物事は時間とともに良くなるものだと、そしてすべての人のために居場所はあるんだと感じられるようになる」

 LGBTQ+コミュニティが広く知られ、その権利を支持する人は多い一方で、いまだに差別をする人もいる。しかし、今よりもLGBTQ+コミュニティへの差別が深刻だった時代を知るマシューの、時間とともに物事は良くなるという強くポジティブな思いには、当事者だけでなく、コミュニティのために闘うすべての人に光を与える。

 そしてその思いからデザインされた “Everyone is Awesome”もまた、当事者だけでなく、すべての人のためにあると、マシューは語った。

 「もし過去に誰かがこれを私にくれていたとしたら、誰かは自分の味方だと知ることができることは、とても大きな安心感につながったことでしょう。『君を愛してる。君を信じてる。君のためにいつでもここにいる』と言ってくれる誰かがいると知ることは。
 だから、このセットはLGBTQIA+コミュニティのためだけでないとも言える。両親やきょうだい、友達、学校の仲間たち、同僚など、そこにいるすべての味方たちのためでもあるんです。
 私は幸運で、カミングアウトもできたし、サポートしてくれる人もいた。でも、差別やヘイト、暴力に直面している人はすごく多い。私はこのセットで、少しの愛とサポートを、それを必要とするすべての人に見せていたいのです」

(フロントロウ編集部)

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