ウィリアム王子が女性からキスをせがまれる
先日、スコットランドの首都エディンバラにある老人ホームを訪問した英王室を訪問したウィリアム王子が、施設に入居する96歳の女性からキスをせがまれる出来事があった。
ご存じの方も多いと思うが、王室のメンバーは一般人と握手までしかしないというルールがあり、欧米では一般的なハグですらすることが許されていない。そのことを知ってか知らずか、開口一番、女性は「この地域では、女性の頬にキスをするのが習慣です」とウィリアム王子にキスを求めた。
さて、このお願いにウィリアム王子はどう答えたのか？
「あなたはとても可愛らしい人ですね。私のほうが照れてしまいそうです。（新型コロナウイルスの感染予防のための）ルールが緩和されたら、ここに戻ってきて、あなたの頬にキスをしましょう」
外出時や密な場所でのマスク着用はもちろんのこと、ソーシャルディスタンス（社会的距離）の確保など他人とできるだけ接触しないことが求められる今、たとえ頬であっても初対面の相手にキスをするのは基本的にはNG。ましてや相手は新型コロナに感染したら重症化する可能性もある高齢女性。丁重にお断りするという選択肢もあったと思うが、ウィリアム王子は女性を落胆させないよう“キスの約束”をして喜ばせた。
ちなみに、その後、2人のやりとりを横で聞いていた施設の職員から「入居者をもてあそぶのはやめて頂けませんか？」と注意されるひと幕も。もちろんこれは職員のジョークだが、キスを要求してきたのは女性のほうなので、誘っているのはどちらかというと女性のほう。ウィリアム王子は笑いながら謝罪すると、「そうしないように気をつけてるつもりなのですが…。正直、もてあそんでるのかがどちらなのか、私にはわかりません（笑）」と茶目っ気たっぷりに返した。（フロントロウ編集部）
