特別インタビューのホストを務めた大物司会者、オプラ・ウィンフリーと共同でプロデュースするApple TV+のドキュメンタリーシリーズ『The Me You Can't See(原題)』で、ヘンリー王子の口から明らかにされた「6つの事実」をまとめ。(フロントロウ編集部)

母ダイアナ元妃の死から逃れるため酒と薬物に手を出した

 1997年に母であるダイアナ元妃が亡くなった時、ヘンリー王子はまだ12歳だった。その数年後、ヘンリー王子がパーティーに夢中になり、友人との愚かな行動で世間から非難を浴びることになったのは有名な話だが、それらはすべて母の死から逃れるためだったという。

画像: 母ダイアナ元妃の死から逃れるため酒と薬物に手を出した

 「私は自分から進んで酒を飲んだり、薬物を摂取したりしていました。自分の気分を悪くするようなことを喜んでやっていたのです。でも徐々に、平日に飲んでいなくても、金曜や土曜の夜に1日で1週間分の酒を飲んでいることに気がつき始めました。そして、楽しんでいるのではなく、何かを隠そうとして飲んでいる自分に気がついたのです。(途中まで)自分でもそのことをまったくわかっていませんでした」

家族はヘンリー王子からのSOSを見て見ぬふり

 ヘンリー王子とメーガン妃の関係が発覚した時から、メディアによる厳しい監視が始まり、交際が続くにつれて事態は悪化した。当然、ヘンリー王子は家族に助けを求めようとしたが、彼らは無関心だったと言われている。

画像: 家族はヘンリー王子からのSOSを見て見ぬふり

 「家族が助けてくれると思っていましたが、私の頼みごとや要求、警告、何もかもが沈黙によってかき消され、完全に無視されました。私たちはなんとかするために4年間を費やしました。そこに留まり、役割を果たし、仕事を続けていくために、できる限りのことをしました。しかし、メーガンは苦しんでいました」

父チャールズ皇太子の育て方に苦しめられた

 先日、ポッドキャスト番組『Armchair Expert(原題)』で、父であるチャールズ皇太子の子育てによって「痛みと苦しみ」を与えられたと明かして話題になったヘンリー王子は、『The Me You Can't See』でさらにその核心に迫った。

画像: 父チャールズ皇太子の育て方に苦しめられた

 もうすぐ2児の父となるヘンリー王子は、父チャールズ皇太子が自身と兄のウィリアム王子に自分と同じプレッシャーのなかで生活することを要求するのは「意味をなさない」とばっさり。

 「若い頃、父によく言われました。『私がそうだったのだから、おまえもそうなるだろう』と。しかし、自分が苦しい思いをしたからといって、子供たちも苦しい思いをしなければならないわけではありません、むしろその逆です。自分が苦しんだのであれば、自分が経験したどんなネガティブなことも、子供たちのために正すことができるように、できる限りのことをするべきだと私は考えます」

王室は“メグジット”を阻止しようとしてた

 王室での生活とメディアによる攻撃に耐えられなくなったヘンリー王子とメーガン妃は、2020年3月末をもって主要王族の座を退き、王室から“離脱”。その出来事はメーガン妃の愛称であるメグ(Meg)と脱出(Exit)をかけて“メグジット”と呼ばれている。

画像: 王室は“メグジット”を阻止しようとしてた

 当時、ヘンリー王子とメーガン妃が、王室やエリザベス女王の許可なく王室離脱を発表したという報道もあったが、王室は知っていたどころか、それを阻止しようとしていたという。

 「家族のために例の決断をしたのに、『それはできない』と言われました。どれほど状況が悪化すれば、それが許されるのだろうかと思いました。彼女(メーガン妃)は人生を終わりにしようとしていました。そこまでする必要はないはずです」

メーガン妃が自殺を踏みとどまった理由はヘンリー王子

 今年3月、オプラ・ウィンフリーと行なった特別インタビューで、王室を離脱する前、自殺を考えるほど精神的に追い詰められていたことを明かしたメーガン妃。この時も、自殺を踏みとどまったのは、ダイアナ元妃の死に今もなお苦しむヘンリー王子に、再び同じ痛みを与えることはしたくなかったからだと言っていたが、今回はヘンリー王子目線でそのエピソードが語られた。

画像: メーガン妃が自殺を踏みとどまった理由はヘンリー王子

 「彼女が最後までやり遂げなかったのは、母に続いて、今度は私たちの赤ちゃんを身ごもったもうひとりの女性を失うことが、私にとって不公平なことだと思ったからです。彼女にとって一番怖かったのは、その考えがとてもはっきりしていたからです。彼女は自分を見失っていたわけでも、狂っていたわけでもありませんでした。もちろん薬やお酒を飲んでいたわけでもありません。彼女はまったくのシラフでした。完全に正気だったのです。しかし、夜の静けさのなかで、その考えが彼女を目覚めさせたのです」

息子アーチーの初めての言葉は「グランマ(おばあちゃん)」

 すでにフロントロウでお伝えしたが、5月に2歳を迎えたばかりの第1子アーチーが「ママ」「パパ」に続いて言えるようになった言葉は、「グランマ(おばあちゃん)」「グランマ、ダイアナ(ダイアナおばあちゃん)」だった。

 しかし、アーチーが、育児に深くかかわっているメーガン妃の母ドーリア・ラグランドを指して、「おばあちゃん」と言うのは自然だが、20年以上前に亡くなったダイアナ元妃の名前を口にするのは少し特殊な気も。

画像: 息子アーチーの初めての言葉は「グランマ(おばあちゃん)」

 ヘンリー王子によると、アーチーが「ダイアナおばあちゃん」と言えるようになったのは、子供部屋にダイアナ元妃の写真が飾ってあり、ヘンリー王子とメーガン妃が日頃からダイアナ元妃について話してきたからだそうで、そのことについて「嬉しい反面、すごく悲しい気持ちにもなります。母は今でもここにいるべきだったのに…」と複雑な胸の内を明かしている。(フロントロウ編集部)

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