テスラのオートパイロットを使用中に「とんでもない場所」にいた運転手が逮捕された。(フロントロウ編集部)

テスラのオートパイロット機能をめぐるトラブルが相次ぐ

 テスラ モデル3の運転手が、半自動運転機能のオートパイロットを使用中に運転席ではなく“後部座席”にいたとして逮捕される出来事があった。カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール(以下CHP)の発表によると、この車の所有者の男性は、無謀運転と警察官の指示に従わなかった2つの罪で起訴された。

 事件は、複数の目撃者が「後部座席に乗ったまま車を走らせている人物がいる」と通報したことで発覚。オートパイロットはあくまで運転支援機能であり、完全自動運転ではない。なので、運転手は車を監視する必要や責任があり、運転席から離れるなんて言語道断。警察から車を停車させるよう指示された男性は、ごまかそうと運転席に移動したが、時すでに遅し。あえなく御用となった。

画像: テスラのオートパイロット機能をめぐるトラブルが相次ぐ

 じつは男性がこのような危険行為に及んだのは今回が初めてではなく、目撃者が同様の方法で車を運転している様子を撮影した動画がきっかけとなり、今年4月にも検挙されていたと米Peopleは伝えている。

 ただし、かつてMTVの番組で「インスグラムで最も金持ちなティーン」として紹介されたことがある男性は、自身の行いをまったく反省していないようで、米KTVUの取材に対し今後も後部座席から車を運転し続けることを宣言。人々にも自身と同じことをするよう促している。

 ちなみに、テスラのオートパイロット機能をめぐるトラブルはほかにも起きており、今年4月、テスラ モデルSの助手席と後部座席に座っていた男性2人が街路樹に激突し、死亡する事故が発生したほか、つい最近も、走行中のテスラの運転席で居眠りしているところを警察に見つかった男性が逮捕された。どちらも、オートパイロットを使用していたとされている。(フロントロウ編集部)

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