ディズニーの『クルエラ』でバロネスを演じたエマ・トンプソンが、拷問だったと振り返ることって?(フロントロウ編集部)

衣装から目が離せない『クルエラ』

 ディズニーの名作アニメーション『101匹わんちゃん』に登場した有名ヴィランであるクルエラの若かりし頃を描く実写映画『クルエラ』が、ついに劇場公開。

 エマ・ストーンが主演を務める本作は、パンクブームが吹き荒れていた1970年代イギリスのロンドンを舞台に繰り広げられる。

 そんな『クルエラ』では、エマだけでなく、もう1人の俳優も大きな注目を集めている。それは、大御所俳優のエマ・トンプソン。若かりしクルエラであるエステラに影響を与えるカリスマデザイナーのバロネスを演じ、2人のエマの共演、そして2人が魅せる豪華絢爛な衣装は、観客を楽しませること間違いなし。

 しかしエマ・トンプソンにとって、本作の衣装は苦痛も伴うものだったよう。英Lorraineのインタビューでエマは、衣装の下に着ていた“下着”についてコメントした。

 「拷問のアイテムみたいだった。下着というものが好きじゃないの。下着はもう何年も前に身につけるのを止めた。それは私向きのものじゃない。着心地が良い下着でも好きじゃない。着心地が良い下着は着心地が良くないと感じてしまうからね。
 あの下着は、私の体型を工業的としか言えないような形にした。(スコットランドにある)フォース橋のようだった。さっきも言ったけれど、あれは歯磨き粉のチューブを真ん中で絞るようなもの。強く絞れば中身が上下に寄って形が出来る。でもそれって、粘土の人形を扱っているようなもの」

 普通の下着であっても好きじゃないというエマ。しかも本作でエマが身につけなければならなかったのは、コルセット。エマだけでなく多くの女性が苦痛に感じるコルセットを着ることがどれだけ大変だったかは、簡単に想像できる。

 エマが本作の衣装であるコルセットについて口を開くのはこれが初めてではなく、数々の美しい衣装を家に持って帰りたくなったものの、最後にはコルセットが嫌で持ち帰ることにはならなかったと明かしたこともある。

 しかし、エマにとって『クルエラ』での「最大のチャレンジ」は、ハイヒールだったと過去のインタビューで話している。ハイヒールを履いて滑りやすい階段を降りるシーンでは、階段の途中では持ちこたえたものの、降りきったところで転んでしまったという。

 『クルエラ』は、そのストーリー、衣装、音楽が、批評家から高い評価を受けている。しかしその裏では、俳優たちの努力があったよう。

(フロントロウ編集部)

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