大人の肌を根本から美しくするためには
目元のしわ、おでこの横じわ、毛穴のたるみ、ほうれい線など、肌の疲れを実感し始める30代。毎日きちんとケアをしているつもりなのに、最近なんだか肌の調子が良くないかも…と感じたら、そろそろ年齢に合わせたスキンケアに切り替えてみるのもアリ。
Mymiel Skincareの創業者で皮膚科専門医のクリスティーナ・ウェン医師も「30代からは、肌の健康に焦点を当てたスキンケアが大切になってくる。ただ肌トラブルに絆創膏を貼るようなケアじゃなくてね」と話し、肌の変化に合わせてスキンケアの習慣や製品を変えるべきだと米The Zoe Reportsでコメント。
続けて、ウェイ医師は「例えば年齢ともに肌が乾燥してきたら、20代のときには(毛穴を詰まらせるような)重ためのスキンケア製品が、以前の肌よりフィットしていることに気づくかもしれない」と話している。今回は、そんな停滞しやすい大人の肌を“底上げする”2つの美容習慣をご紹介。
1.保湿ケアは“化粧水”より“クリーム”
ウェン医師によると、彼女の担当する30代以上のクライアントたちの肌悩みのなかで最も多いのが「乾燥」。とくに、化粧水をメインとしたスキンケアを行なっている場合は、保湿力の高い保湿剤を取り入れるのがオススメ。
ウェン医師は「10代の頃は保湿剤を使わなくてもよかったかもしれないけれど、肌の変化に合わせてスキンケアルーティンに取り入れることも大切」と助言。「オイリー肌には、軽くてなじみがいいジェル状の保湿剤や乳液もオススメだけれど、乾燥が気になる場合はクリーム系の製品か、もっと厚めの軟膏を塗ってもいい」と助言した。
2.ゴシゴシこする洗顔をやめる
クレンジングをする際に、ゴシゴシとこするように洗うのも肌に負担をかけるためNG。摩擦で色素沈着が起きてシミの原因になったり、肌を傷つけてシワやたるみを引き起こしたりする恐れがあるそう。
ただし、年齢を重ねるごとに肌のサイクルが乱れてしまい、さまざまな不調が出てくるのも事実。そのため、クレンジングをする際の力加減を気をつけるのはもちろんのこと、洗顔のほかに「ピーリング」を取り入れてみるのもひとつの手。
ニューヨーク市の皮膚科専門医マリーナ・ペレド医師は「(ピーリング剤に含まれる)グリコール酸や乳酸などの酸は、色素沈着を減少させ、肌のキメをなめらかに整え、透明感をアップさせてくれる」と説明。週に1回~2回ほど使うことで肌の生まれ変わりを促し、そのあとつける化粧水や乳液、保湿剤の効果を最大限に引き出してくれるとアドバイスした。
肌本来の美しさを底上げするプロおすすめの美容習慣。最近肌の調子がいまいちという人は、これを機に日頃のスキンケアを見直してみて。(フロントロウ編集部)