『ストレンジャー・シングス』でホッパーを演じるデヴィッド・ハーバーが、シーズン4の外見の変化には、大人の事情があったことを明かした。(フロントロウ編集部)

 ※この記事には、ドラマ『ストレンジャー・シングス』シーズン3のネタバレが含まれます。

『ストレンジャー・シングス』シーズン4のホッパー

 現在、撮影が進められているNetflixドラマ『ストレンジャー・シングス』のシーズン4では、レギュラーキャストから新キャスト、久しぶりに登場するキャラクターや大物俳優のゲスト出演まで、出演者にも注目が集まっている。

 そして、『ストレンジャー・シングス』シーズン3で命を落としたかと思われたホッパーは、最終話のエンディングクレジットの途中でロシアのカムチャツカ半島の監獄が映し出され、もしかしたら生きているのでは?と感じるファンも多かったとおり、2020年2月に公開されたシーズン4の特別映像で、カムチャツカ半島で捕虜となって生きていることが明らかになった。

 ホッパーは長めの髪と髭がイメージにあるけれど、映像での外見は、坊主で髭も剃られている。しかし状況が状況なので、とくにその外見の変化に何かを思うファンは少なかったけれど、意外にも、その変化には別の作品の影響があったことが明らかに。

 2020年2月に公開されたシーズン4の特別映像。

『ブラック・ウィドウ』の影響がホッパーにも

 ホッパーを演じるデヴィッド・ハーバーといえば、多くのドラマにも映画にも出演する人気俳優。そしてそんな彼の新作映画が、マーベルによるMCUの『ブラック・ウィドウ』で、彼が演じたのは、ロシアが生み出したスーパーソルジャーのレッド・ガーディアン。

 そこで、問題発生。というのも、レッド・ガーディアンの始まりが、これまたロシアの監獄なのだ!

 米トーク番組『Jimmy Kimmel Live!(原題)』に出演したデヴィッドは、マーベルから電話を受けた時のことについて、こう振り返った。

 「2019年の3月に(『ストレンジャー・シングス』シーズン3の撮影を)終えて、ロシアの監獄に入れられることになるのは分かってた。そしてその1ヵ月後にマーベルから電話をもらって、ロシアの監獄から始まる男を演じてほしいと言われたんだ。おもしろいことだね。髪を伸ばしたら、他でロシアの囚人を演じることになった。髪が長く、髭を生やし、ガタイが良い。『同じ監獄にいる髪が長く髭を生やした男でいることはできない』と思ったよ」

画像: 『ブラック・ウィドウ』の影響がホッパーにも

 そこで、デヴィッドと、『ストレンジャー・シングス』のクリエイターであるダファー兄弟の作戦開始。マーベルはネタバレに厳しいことで有名だけれど、デヴィッドはセットの写真を隠し撮りしたものをダファー兄弟に送り、ホッパーの外見について相談を続けたそう。

 「誰にもバレないように(『ブラック・ウィドウ』の)セットの写真を撮り、それをダファー兄弟に送って、彼らがセットに同じ色を使わないようにした。外見が違うこと、衣装も違うことって。2人には写真を送り続けて、髪と髭があるままでやるつもりだったけど、最後には、『できないよ。俺はマーベル映画に出たんだぞ。あの髭と髪はだめだよ』ってなった。だからまったく別の外見になったんだ。ホッパーの髪を剃るなどといったね」

 カムチャツカ半島で捕虜となったホッパーが坊主で髭もない姿になっていたのは、とても説得力のあるものだけれど、意外にもそこには大人の事情が隠されていた。(フロントロウ編集部)

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