故コービー・ブライアントの妻ヴァネッサ・ブライアントが、ナイキと協力して制作した亡き夫と娘に捧げるスニーカーが未発売にもかかわらず、すでに第三者の手に渡っていること知ってナイキを批判。(フロントロウ編集部)

コービー・ブライアント妻がナイキに不信感を募らせる

 2020年1月、ヘリコプターの墜落事故で亡くなった元NBA選手のコービー・ブライアント(享年41歳)の妻ヴァネッサ・ブライアントが、コービーと、同じ事故で命を落とした娘のジアナ・ブライアント(享年13歳)に捧げるべくナイキ(Nike)と協力して制作した未発売のスニーカー、コービー6 プロトロ “マンバチタ(Mambacita)”がすでに第三者の手に渡ったことを知り、自身のインスタグラムでナイキへの不信感を露わにした。

画像: ©︎brandon1an/Instagram

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 以下、ヴァネッサがインスタグラムに投稿したメッセージの全訳。

 「このシューズは、私の娘ジアナに敬意を表して作ったものです。彼女のパパ(コービー)と同じデザインの靴に、特別に黒と白を配色したスニーカーは『MAMBACITA(マンバチタ)』と名づけられる予定でした。彼女のユニフォームをもとに色を選び、彼女の背番号だった『2番』の刺繍、内側の柄、かかと部分にコービーのサインの代わりに入れた『コービー(Kobe)』と『ジジ(Gigi)』の名前、そして蝶や翼、光輪といったデザインを靴の内側にほどこすことに決めました。『MAMBACITA』シューズの販売は認められていません。私はこのシューズを娘の名誉のために販売し、その収益のすべてをチャリティー団体『Mamba & Mambacita Sports Foundation』に寄付したかったのですが、私はシューズを販売するための契約をナイキと再締結しませんでした。(そもそも『MAMBACITA』シューズは製造が承認されていませんでした。)ナイキは完成したシューズを私と私の娘たちには送ってくれていません。娘のジジに敬意を表して作ったシューズを、どうして他の人が手にしていて、私たちが手にしていないのかわかりません。このシューズが許可なく販売されたわけではないことを願っています」

2枚目の写真はネット上に流出した写真。ヴァネッサの主張どおり、すでに誰かの手に渡っているようだが、写真に写る人物がどういった経緯でこのスニーカーを手に入れたのかは明らかになっていない。

 ヴァネッサは2枚目の写真について、「すでにジジの『MAMBACITA』シューズを手にれた人がいます。私と娘はジジの『MAMBACITA』シューズを持っていないので、この方がどうしてこの靴を持っているのか教えていただけると嬉しいです」と情報を求めている。

 当初、問題のスニーカーは、ナイキから販売される予定で、コービー6 プロトロ “マンバ・フォーエヴァー(Mamba Forever)”という名前がつけられていたが、現地時間4月13日、コービーとナイキの契約が終了したことを受けて、一旦、販売計画は白紙に。ヴァネッサによると、彼女はこのスニーカーの販売を許可しておらず、完成したスニーカーを手にしたこともないという。にもかかわらず、ナイキがこのスニーカーを密かに製造し、第三者の手に渡ったことに憤りを感じていることを明かした。(フロントロウ編集部)

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