ディズニー実写映画『クルエラ』で主演のエマ・ストーンが実際に使用したコスメとは? いくつかのアイテムは日本でも購入できるので、気になる人はチェックしてみて。(フロントロウ編集部)

『クルエラ』の劇中メイクで使用されたコスメ

 ディズニーの名作アニメーション映画『101匹わんちゃん』に登場するヴィラン、クルエラ・ド・ヴィルの若き日を描いた実写映画『クルエラ』。パンクムーブメントが吹き荒れる1970年代のロンドンを舞台に、ファッションデザイナーを夢見る少女エステラが、カリスマ・デザイナーのバロネスと出会いをきっかけに、ディズニー史上最も悪名高い“クルエラ”へと変貌していく様子を描いた作品で、現在全国の映画館とディズニープラス プレミア アクセスにて大ヒット同時公開中。

 なかでも注目を集めているのは、劇中でクルエラ役のエマが披露したパンクなヘアメイクの数々。そのパワフルで鮮やかなメイクに、一体どこのコスメを使っているのか気になっている人もいるのでは? 

 そこで、『クルエラ』のヘアメイク&装具デザインを担当したナディア・ステイシーが、実際にエマに使用したコスメと秘められたコンセプトを米Allureで紹介した。

ロンドンパンクな「スモーキーアイ」

 ナディアいわく、クルエラのメイクを作る際に心がけていたのが、クルエラが“自分自身”でメイクをしたかのように見せること。ごく普通のパンク・ガールが、自分の化粧ポーチ1つで、悪名高い犯罪者に変貌していく様を表現したかったそうで、簡単なのにミステリアスな印象を与える「スモーキーアイ」は、まさにぴったりのメイクだったという。

 ちなみに、ナディアが劇中で使用したのは、M·A·Cのアイライナー「アイコール(色:スモルダー)」。一見、黒のアイライナーを使っているように見えるけれど、「実際は、スモーキーなグレーで(近くで見ると)そこまで主張は強くないよ」とナディアは説明する。

 ほかにも、クルエラの特徴的な“泣きぼくろ”には、M·A·Cの「リキッドラスト 24H ウォータープルーフ ライナー(日本未上陸)」を使用。撮影中も“泣きぼくろ”が落ちないように使用したそうだけれど、あまりにも落ちなさすぎて、ナディアは「エマは(撮影後の)夜になるたびにゴシゴシこすって落としていただろうね」と、笑いながら明かした。

意志の強さを感じさせる「赤リップ」

 クルエラのトレードマークといえば、白黒のアイコニックな髪型と深みのある「赤リップ」。実は、シーンごとに「赤」と「紫」のリップを混ぜて絶妙な色味を出しているそうで、ナディアいわくM·A·Cの「レトロ マット リップ(色:ルビー ウー)」、NARSの「パワー マットリップ ピグメント(色:ロンドン・コーリング、ロックウィズユー)」を組み合わせていたとのこと。

エステラとクルエラで変化する「ベースメイク」

 ナディアによると、エステラとクルエラのメイクで最も違いがあらわれているのが「ベースメイク」。エステラのメイクには、自然な“素肌っぽさ”がのこる薄づきのファンデーションを使い、「これが70年代の普通のロンドンに住む少女なんだって信じて欲しかった」と話すナディア。

 一方で、クルエラのメイクには、あえてエマの肌色より2~3トーンも明るいファンデーションを使用。ナディアいわく、これはクルエラが本当の自分を隠しているときの、いわば“仮面”のような役割を担っているそうで、あえて不自然なほど明るい色に仕上げているのだとか。

 ちなみに、米コスメブランドHourglassの「バニッシュ シームレス フィニッシュ リキッド ファンデーション(日本未上陸)」を使っているそう。

 ベースメイクやリップなど、細部までこだわり抜いて作り上げられた『クルエラ』。M·A·Cではクルエラにインスパイアされた「ディズニー クルエラ コレクション by M·A·C」なども発売されているので、コスメ好きは要チェック。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.