グラミー賞ラッパー、バッド・バニー(Bad Bunny)が新曲「Yonaguni(ヨナグニ)」をリリース。楽曲の終盤で投下された日本語のリリックがなかなか衝撃的。(フロントロウ編集部)

バッド・バニーの新曲「Yonaguni」に日本語リリックが登場

 プエルトリコ出身のラッパー兼シンガーのバッド・バニーは、レゲトン界を牽引する存在。ドレイクとコラボした「MIA」、カーディ・B、J・バルヴィンとコラボした「I Like it」といったヒット曲で知られ、2016年のデビューから現在までに5度グラミー賞にノミネートを果たし、2020年に開催された第63回グラミー賞ではアルバム『YHLQMDLG』が最優秀ラテンポップ/アーバンアルバム賞に輝いた。

画像: バッド・バニーの新曲「Yonaguni」に日本語リリックが登場

 母国の公用語であるスペイン語ラップを武器に、押しも押されぬラテン音楽界の大スターとなったバッド・バニーは、2022年に予定している世界ツアーのチケットが、新型コロナ禍での発売にもかかわらず、歌姫のビヨンセ&大御所ラッパーのジェイ・Zが過去に行なったジョイントツアーを上回る驚異のセールスを記録したことも記憶に新しい。

 そんなバッド・バニーが、2021年に入ってから4作目のシングルとして日本時間の6月4日リリースしたのがメロウなレゲトンチューンの「Yonaguni(ヨナグニ)」。

 日本の最西端、八重山列島の島である与那国島からとったタイトルを冠した「Yonaguni」は、音源と同時にところどころに日本のフレーバーを感じさせるミュージックビデオも公開された。

 和風の居酒屋でバッド・バニーが1人酒を飲む冒頭のシーンに始まり、中盤では日本発の大ヒットゲーム『Pokémon GO』(ポケモンGO)のタトゥーを入れる場面も登場するほか、終盤ではアニメ化されたバッド・バニーが満開の桜の下を歩きながら突然日本語で歌いだす場面も。

 「Yonaguni」では、過去の失恋を忘れようとするものの、酒を飲むたびに相手のことを思い出してしまうせつなさを歌っている。そんなしっとりとした雰囲気の楽曲のアウトロに投入された日本語のリリックは、なかなか直球で衝撃的。

今日はセックスしたい

でもあなたとだけ

どこにいますか?

どこにいますか?

今日はセックスしたい

でもあなたとだけ

どこにいますか?

どこにいますか?Eh

 バッド・バニーの脱力感のある歌声と独特のアクセントでこの歌詞を聴くと、ちょっとじわじわくる。日本語がわからない海外のリスナーからは、「何て言ってるかわからないけど、気持ちは伝わった」「染みる」といったリアクションが寄せられている。

 さらに、スペイン語のリリックのなかには「Me convierto en Itachi(僕はイタチになる)」という一節が登場。これは岸本斉史による漫画『NARUTO -ナルト-』のキャラである「うちはイタチ」の名前を引用したものではいかととらえられていて、そのほかの日本に関するレファレンスも併せて、ファンたちは「バッド・バニーは、じつはオタクだったんだね!」と歓迎している。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.