昨年にバイセクシャルであることをカミングアウトして以来、初めてのプライド月間を迎えたダヴ・キャメロンが、その心境について語った。(フロントロウ編集部)

カミングアウトしてから初のプライド月間を迎えたダヴ・キャメロン

 2020年8月に行なったインスタグラムでのライブ配信のなかで、自分について「バイセクシャルとして」と説明してカミングアウトした俳優でシンガーのダヴ・キャメロン

画像: カミングアウトしてから初のプライド月間を迎えたダヴ・キャメロン

 先月公開された米Gay Timesとのインタビューのなかで、カミングアウトするにあたって「受け入れてもらえないんじゃないかって感じていたし、誰も私を信じてくれないんじゃないかっていう変な思い込みがあった」として、カミングアウトしたところで、周囲に受け入れてもらえないかもしれないという不安を抱えていたことを告白していたダヴだけれど、今月、カミングアウトしてから初めてのプライド月間を迎え、周囲の反応の変化を感じられているそう。

 ダヴによれば、今月に入ってから様々な人から祝福される機会が増えたといい、「今月は私が正式にカミングアウトしてから初めてのプライド月間になる。この前、友だちが『今月はあなたのためにあるね』っていうメッセージをくれて、『そっか、それはすごい』って思った」と米ETに語っている。

 「カミングアウトしてから変わったと感じているのは、色んな人たちが『ハッピー・プライド月間!』って言ってくれることに対して、私が『あら、ありがとう! 嬉しい』って返しているということかな。普段は自分が『ハッピー・プライド月間!』ってお祝いする側で、自分をアライとしてみなしていたから」と、カミングアウトするまではアライ(※)としてプライド月間を祝福してきた側だったとした上で、「だからこそ、特別な気持ち。スペシャルだと思う」と続けた。

※LGBTを理解・支援する人

カミングアウトしたのはファンのためでもあるとダヴ

 米ETとのインタビューのなかで、ダヴは自身のカミングアウトが若いファンに与えた影響についても触れて、「自分のためにカミングアウトしたのもそうだけど、感受性の高い若いファンのみんなにとっても、すごく大切なことだったと思ってる」とした上で、「自分たちのアイドルのなかに、自分を投影することができていないかもしれないでしょ。だから、すごく大切だと思う」と、多くの若いファンを持つ1人としてもカミングアウトすることが大切だったと続けた。

画像: カミングアウトしたのはファンのためでもあるとダヴ

 さらに、「カミングアウトは自分のためだった。だけど、自分のために人生を生きることの素晴らしさって、その結果、他の人たちにも自分に意味のある方法で自分らしく人生を歩んでもらえるようにできるということなんだよね。私にとってはすごく大切なことだった」と語ったダヴは、自分のカミングアウトが「あらゆることに対する汚名を取り払う助けになれば」とした上で、次のように続けた。

 「汚名はものすごく一方的なものだし、要らないよ。そんなの古い。昔のもの。そんなのにはウンザリ。私たちはあらゆるものから汚名をなくして、人間らしくなる必要がある」。(フロントロウ編集部)

 

 

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