映画『ジョーカー』で、アーサー・フレックを熱演しアカデミー賞主演男優賞を獲得したホアキン・フェニックスが、アカデミー賞授賞式の際に感じた意外な気持ちを明かした。(フロントロウ編集部)

『ジョーカー』でオスカー受賞のホアキン・フェニックス

 ホアキン・フェニックスは、映画『ザ・マスター』や『her/世界でひとつの彼女』など、数々の映画に出演してきた俳優。映画『スタンド・バイ・ミー』のリバー・フェニックスとは兄弟にあたる。

画像: 『ジョーカー』でオスカー受賞のホアキン・フェニックス

 彼は2020年、DC映画『ジョーカー』でアカデミー賞主演男優賞を初受賞。スピーチでは、1993年に他界した兄の言葉を引用し、感動的な言葉で締めくくった。 

 そんなホアキンは最近、英Sunday Timesとのインタビューで、授賞式でスピーチするのはとても恐ろしいことだったと告白。

ホアキン・フェニックス、「恐怖でいっぱいだった」

 アカデミー賞主演男優賞を受賞した際のことを振り返ったホアキンは、「どこかに立って何かをしたいとは思ってはいませんでした」と告白。そして、「あの機会に興奮することもありませんでした。自分らしくないからです。恐怖でいっぱいだった」と、当時の気持ちを明かした。

画像: ホアキン・フェニックス、「恐怖でいっぱいだった」

 続けて、「私はそのような(スピーチをしなければならない)状況に置かれていましたが、心のどこかで『本当にありがとう、最高だよ、おやすみ』と言いたい気持ちがありました」とコメントし、「でも、そう(スピーチ)しなければならないような気がして…もし、ここまで来たら、母に感謝するだけでは済まないんです」と語った。

 ホアキンは以前より秘密主義であることが知られていたけれど、アカデミー賞では珍しく自身の人生や兄、リヴァーについて言及した。多くのファンはそのコメントを聞き感動に沸いたが、ホアキン自身にとってそれは、自分らしくないことであり、必要に迫られて言ってしまったことだったのかもしれない。(フロントロウ編集部) 

This article is a sponsored article by
''.