『グーニーズ』でマウスを演じたコリー・フェルドマンが、長年話題になってきた続編は起こらないと思っていると明かした。(フロントロウ編集部)

コリー・フェルドマン、『グーニーズ』の続編は…

v80年代を代表する映画『グーニーズ』は、今年で公開36周年を迎えた。『スーパーマン』や『リーサル・ウェポン』シリーズのリチャード・ドナー監督、『ホーム・アローン』シリーズや『ハリー・ポッター』シリーズのクリス・コロンバスが脚本を手掛け、マイキー役のショーン・アスティン、マウス役のコリー・フェルドマン、ブランド役のジョシュ・ブローリンなどを有名俳優にした。

 そしてこの36年で、『グーニーズ』の続編の話はたびたび出てきた。コリーもまた、続編の制作について前向きな態度を見せてきていたけれど、現在ではその可能性はないと思っているそう。

 続編について「がっかりさせられてきた」と米Dread Centralのインタビューで明かしたコリーは、今年で91歳となったドナー監督が『リーサル・ウェポン』の5作目の制作に取り掛かっていることで、『グーニーズ』の続編は“ないんだな”と確信したという。

 「そうだね、ショーン・アスティンとジョシュ・ブローリンは続編を望んでる。でもこれは権力者たちの問題なんだ。毎回、『オーケー。(続編は)本当に起こるみたいだ』と思うたびに、がっかりさせられて、傷心してきた。パンデミック中には、これまで以上にそれを信じたんだ。だって、『25周年(※)になったし、1年に2回も再集結した。再会して一緒に脚本も読んだ』ってね。しかも、クリス・コロンバスも電話で、そしてその後メールで、僕たち全員に『みんな。インスピレーションをもらったよ。じつはふたたび(脚本を)書いてるんだ。僕はやるよ。僕たちはこれをやる』って言ったんだよ。そしてその後、何もなしだ。
 これがなんなのか分からない。でもただ分かっているのは、親愛なるリチャード・ドナーが『リーサル・ウェポン』の5作目を彼の最終作品として選んだ時に、ウワサはなくなったってこと。これは終わりさ。彼なしには(続編を)作れない。そして彼は、『リーサル・ウェポン』の人たちとやりに行ってしまった」
 ※1985年公開のため、実際には35周年。

画像: コリー・フェルドマン、『グーニーズ』の続編は…

 長年心に抱えてきたと思われる切ない思いを明かしたコリー。さらに彼は、こんな熱い思いを最後に語った。

 「残念なことだよ。去年みんなでZoomをした時、僕らがどれだけ白髪が増えたかに関係なく、いつもそこには愛がある。家族の絆のようなものもそこにある。僕は知ってる。僕たちはそれぞれ、夢のような(続編の)脚本が次の日に玄関の前に置いてあったらって願って、夜に隠れて泣いていたはずさ。でも残念なことに、そして悲しきことに、それはまだ届いてない」

(フロントロウ編集部)

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