ケンタッキーのデリバリーのせいで思わぬとばっちり
イギリス在住の男性、イアン・ディックマンがSNSにアップした1枚の手紙が話題になっている。差出人はいわゆる“ご近所さん”。そしてその手紙にはこんなことが書かれていた。
「あなたは今、私のものであるジューシーなKFCに舌鼓を打ったところだと思います。(デリバリーの配達先を)誤ってあなたの住所にしてしまったんです。私は人間には誰しも良心があると信じていましたが、それは間違っていたようですね!あなたは私のKFCを何の躊躇もなく口にした!まともな人であれば、(自分が注文していないものを)すんなり受け入れることはないでしょう。あなたはただの貪欲な小さなグレムリンです。なんて汚いやつなんだ。P.S.あなたは私に36ポンド(約5,500円)の借りがあります」
グレムリンって…。かなりひどい言われようだが、実際、この手紙に書かれているようなことをイアンはしたのか? 答えはノー。たしかに、配達員はイアンの家にやって来たが、彼は商品を受け取っておらず、住所が間違っていることをイアンから聞かされた配達員は、そのまま商品を持って引き返したのだとか。
内容からして手紙の差出人が近所の人であることは間違いないが、匿名だったので、その人が見てくれることを願ってSNSに投稿することにしたイアン。自分が食べていないことを証明するために、配達員が商品を持って帰る様子を撮影した防犯カメラの映像を提供することも申し出ているが、依然として手紙の差出人からの連絡はないという。
気まずくて名乗り出ることができないだけならいいが、もしイアンのことを犯人と誤解したままだとしたら、今後のご近所付き合いのことを考えるとちょっと後味が悪い。こういったトラブルは滅多にあることではないと思うが、みなさんもデリバリーを注文する時は配達先の住所を間違えないようくれぐれもご注意を。(フロントロウ編集部)