日焼けした後の肌は「保湿」がとても大切だけれど、いつものスキンケア製品ではむしろ肌に負担をかけてしまう恐れがあるそう。正しいアフターケアの仕方を海外の皮膚科医がアドバイスした。(フロントロウ編集部)

いつものスキンケアは負担をかける?

 長時間外出してうっかり日焼けをしてしまった日は、肌トラブルを避けるためにもアフターケアをしっかり行なって、肌をリカバリーさせることが大切。しかし、日焼けによる乾燥やほてりが気になるからといって、じつはすぐに化粧水や保湿剤などで保湿するのはNG。

画像: いつものスキンケアは負担をかける?

 というのも、日焼けした後の肌はとてもデリケートで、いつも使っているスキンケア製品ではむしろ肌に負担をかけることがあるからだとニューヨークを拠点とする皮膚科医のオリット・マーコヴィッツ医師は米Who What Wearで説明。

 マーコヴィッツ医師は「市販の化粧水や保湿剤には、(日焼けした)肌にダメージを与えやすくする成分が含まれている。日焼けした直後はできれば避けたほうがいい」と明かした。

 とくに、レチノールをはじめとした、ヒアルロン酸、パンテノール、乳酸ナトリウム、グリコール、グリセリン、AHA、BHAなどの美肌成分は、ふだんの「正常な状態」の肌になら塗っても問題はないけれど、日焼けした直後の軽い炎症を起こしている肌には、大きな負担になる可能性が高いとマーコヴィッツ医師は付け加えた。

日焼け後の保湿には「ワセリン」がオススメ

 その代わり、マーコヴィッツ医師は、シンプルな処方で肌にやさしい「ワセリン」を使うようアドバイス。なかでも「白色ワセリン」は高純度に精製されており、顔を含む全身に使うことができるため、日焼けした後のデリケートな肌の保湿ケアにはもってこいだという。

画像: 日焼け後の保湿には「ワセリン」がオススメ

 ほかにも、日焼けした後の肌は軽いヤケド状態で熱を含んでいるため、保湿の「前」に氷などでアイシングして、しっかり肌の熱を引かせることが大切。ただし、肌をこすったりすると刺激になる恐れがあるため、かるく氷を当てる程度に留めて。

 プロがオススメする日焼け後のアフターケア。ある程度、日焼けによる炎症が収まってきたら、シミ、そばかす、くすみの発生を防ぐためにも、美白系のスキンケア製品(ビタミンCなど)を積極的に取り入れてみるのもオススメだとマーコヴィッツ医師は話している。(フロントロウ編集部)

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