『美女と野獣』スピンオフドラマ、Disney+での配信が正式決定
2020年3月に制作が発表されて以来、目立った続報がなかったディズニー実写映画『美女と野獣』のスピンオフドラマに関して、ようやく新たな情報が舞い込んできた。
1991年に公開されたディズニーの長編アニメーション映画作品『美女と野獣』のリメイクとして2017年にエマ・ワトソン主演で公開され、世界的な大ヒットを記録した実写版『美女と野獣』の前日譚を描く新シリーズでは、ルーク・エヴァンス演じるうぬぼれ屋の暴君ガストンと、その子分である、ジョシュ・ギャッド演じるル・フゥが主人公に。
今から約1年前の米Hollywood Reporterの報道では、ディズニーのストリーミングサービス、Disney+(ディズニープラス)にて計6話からなるシリーズとして配信されると伝えられていたが、米Varietyによる新たな報道によると、計8話のシリーズとして制作に正式にGOサインが出たとのこと。ルークはプロデューサーとして、ジョシュは脚本家として、それぞれ製作にも携わる。
『美女と野獣』前日譚のあらすじは?
2022年春にプロダクションがスタートするという『美女と野獣』のスピンオフシリーズの舞台は、アニメ版と実写版で描かれた、町娘ベルと魔女の呪いで野獣に変身させられてしまった王子のロマンスが起こる数年前。
Varietyを通じて発表されたあらすじは以下のようになっている。
ガストンとル・フウは、ル・フウの義姉妹(義母または義父の娘)であるティリーの衝撃の過去が明るみになったことがきっかけで、予想もしなかった冒険の旅へと繰り出すことに。過去にまつわるいくつかの謎が解けるなか、現在を脅かす危険はどんどん大きくなっていく。たくさんの秘密を隠している王国では、古き友人たちにくわえて、新たな敵が次々に正体を現していく…。
かなりざっくりとしていて概要はつかみにくいものの、ガストン一行の旅は「ロマンスとコメディ、アドベンチャーに満ち溢れた旅」と表現されており、胸キュンあり、笑いあり、ドキドキハラハラありの物語となりそう。
さらに、ディズニー・チャンネル・ワールドワイドのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるゲイリー・マーシュ氏は、同シリーズでは、でこぼこコンビであるガストンとル・フゥの友情のはじまりや、野獣に呪いをかけた魔女に関するバックストーリーなど、『美女と野獣』のファンたちがずっと気になっていた数々の疑問への答えが明かされるだろうと語っている。
新キャストが発表!
ガストンとル・フゥの旅に帯同するル・フゥの義妹(もしくは義姉/現時点では不明確)ティリーを演じるのは、本作が初のメジャー作品への出演となるブリアナ・ミドルトン。
‘Beauty and the Beast’ Prequel Series Greenlighted By Disney+; Briana Middleton Joins Josh Gad & Luke Evans https://t.co/l1wiPQPTXK pic.twitter.com/kXY9zFjvd8
— Deadline Hollywood (@DEADLINE) June 15, 2021
米The Illuminerdiによると、ブリアナは、現在はまだノースカロライナ芸術大学の学生だが、今後、ベン・アフレックやタイ・シェリダンと共演したAmazonスタジオ製作の映画『The Tender Bar(原題)』やNetflix制作のスリラー映画『The Last Will and Testament of Charles Abernathy(原題)』などの公開作が控えている注目株だという。
ガストンを演じるルークは、早速SNSを通じてブリアナの『美女と野獣』ファミリーへの加入を祝福。「ワクワクでいっぱいだよ! これらのキャラクターをまた蘇らせるのは大いなる冒険になりそうだ! ブリアナ・ミドルトン、成長を続けるディズニーファミリーにようこそ」とコメントしている。
なお、スピンオフシリーズのタイトルは『The Little Town(リトル・タウン)』となると伝えられている。実写映画と同じくミュージカル作品であり、音楽はディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンが手がける。
現時点では、ベルを演じたエマや野獣/王子を演じたダン・スティーヴンスをはじめとする実写版の出演者たちのカムバックの有無については発表されていない。(フロントロウ編集部)