シンガーのコーディー・シンプソンの水泳オーストラリア代表として東京五輪に出場するという夢は残念ながら叶わなかった。(フロントロウ編集部)

コーディー・シンプソンが水泳五輪予選で敗退

 「iYiYi featuring Flo Rida(アイヤイヤイfeat. フロー・ライダー)」や「Surf Board(サーフボード)」といったヒット曲で知られ、ティーンからの圧倒的な人気からデビュー当時は“第2のジャスティン・ビーバー”とも呼ばれたシンガーのコーディー・シンプソンは、幼い頃から水泳選手として頭角を現し、過去には母国オーストラリアのクイーンズランド水泳大会で2度の金メダルに輝いたことがある実力の持ち主。

画像1: コーディー・シンプソンが水泳五輪予選で敗退

 シンガーとしての夢を優先するため、一度は水泳選手としてのキャリアを諦めたコーディーだが、新型コロナウイルスにより東京オリンピックが1年延期となったことで、「間に合うかも」と、もう一度水泳選手としての自分の可能性を試してみようと一念発起。

トレーニングを本格的に再開したわずか5カ月後に得意種目である100メートルバタフライの選手としてオーストラリア代表のオリンピック選考会に出場できる権利を勝ち取った。

画像2: コーディー・シンプソンが水泳五輪予選で敗退

 シンガーとしての仕事は一旦セーブして、練習に練習を重ねたコーディーは豪現地時間の6月17日に開催されたオリンピック予選に出場。100メートルバタフライにくわえて100メートル自由形の予選にも参加したが、自己ベストは更新したものの、強豪選手たちに大きな差をつけられ、バタフライは予選最下位、自由形は23位に終わった。


3年後のパリ五輪を目指す

 東京五輪行きの切符は手に入らなかったが、コーディーは“もう1つの夢”だった水泳にチャレンジできたことにとても満足しているよう。

 予選後にインスタグラムを更新したコーディーは、「オーストラリアのオリンピック予選に出場することができたのは素晴らしい経験だった。予選に出ることを今年の目標にしていたけど、1年足らずのトレーニングでその目標を達成することができた。自分で予想していたよりも、ずっと遠くまで来ることができたし、国の最高峰の選手たちと競えただけでも名誉なこと」とコメント。

 コーチたちに感謝の言葉を述べたほか、「またトレーニングに戻るのが楽しみでしかたないよ。3年後に会おう! 」と2024年にフランス・パリで開催される次のオリンピック出場への意欲も見せた。

 約半年間のトレー二ングで100メートルバタフライの自己ベスト記録を2秒(54秒から52秒)も縮めることに成功したコーディー。この先の3年間でさらに修行をつめば、次回こそはオリンピック出場も夢ではないかもしれない。(フロントロウ編集部)

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