マスクネを防ぐちょっとした心がけ
マスクを着用する時間が長い今、多くの人が悩んでいるのがマスクによるニキビ、通称マスクネ。とくに気温が高く湿気も多い夏は、摩擦だけでなくムレによってもニキビができやすくなってしまう。
そんなマスクによるニキビは、毎日のちょっとした心がけで予防できるという。
教えてくれるのは、700万人以上のチャンネル登録者数を誇るYoutuberでもある有名皮膚科医のドクター・ピンプルポッパーこと、サンドラ・リー医師。マスクネの悩みがここ1年でもっとも多い相談だと明かすリー医師は、「予防するためにできることはいくつかあるから、それを教えるね」と米Popsugarで話し、3つの心がけを教えてくれた。
通気性のよいマスクを選ぶ
ニキビを防ぐためには、どんなマスクを選ぶかはとても重要。リー医師は、「低刺激な素材で、さらに湿気がこもりにくいものをできるだけ選んでみて」とアドバイス。
マスクは長時間肌に触れてこすれることが多いため、刺激の少ない素材を選ぶと、肌への負担を極力減らすことができるそう。またウイルスをカットしつつも、なるべく通気性のよいマスクを選ぶことで、マスクの内側が高温多湿状態になりにくく、ニキビの原因になる菌なども繁殖しにくくなるとリー医師は説明した。
マスクをつける前のスキンケアにも注意
マスクによるニキビができやすいなら、気をつけたいのが外出前のスキンケア。毛穴を詰まらせる可能性のあるスキンケア製品を使ってからマスクを使うと、余計にニキビができやすくなってしまうのだとか。
とくに避けるべきだとリー医師が指摘するのが、ワセリンなど高い閉塞性を持つ成分が含まれた製品。閉塞性の高いスキンケア製品は、水分を肌に閉じ込めてうるおいをキープする一方、毛穴を詰まらせることも多いためニキビの原因になることも。ニキビを防ぐため、マスクをつける外出前のスキンケアにも今一度注意したい。
布製のマスクは消毒を徹底
マスクは肌に直接触れるからこそ、やはりマスクが清潔であることは基本。とくに布製のマスクを繰り返し使う場合は、布に残った汚れが原因でニキビができてしまうこともあるため、消毒を徹底することが大切。
リー医師は、「きちんと消毒されていないマスクを使うのは、洗っていない下着を使うようなもの」と例えて、キレイに洗ってきちんと乾かして清潔な状態で使うよう勧めた。
とくにマスクによるニキビができやすい今の季節、プロのアドバイスを参考にして予防してみては。(フロントロウ編集部)