食生活の多様化やサステナブルへの関心から、海外で続々と増えているのがヴィーガンチーズ。そんなヴィーガンチーズにはどんな種類があるのか、海外で人気のタイプをチェック。(フロントロウ編集部)

注目が高まるヴィーガンチーズの種類

 オーツミルクをはじめとした植物性ミルクの人気が高まるなか、もうひとつ海外で着々とシェアを伸ばしているのがヴィーガンチーズ。ヴィーガンチーズとは、一般的なチーズの主原料となる牛乳や山羊乳、​羊乳を使わず、植物由来の素材のみでつくられたチーズの代替品のこと。

画像1: 注目が高まるヴィーガンチーズの種類

 1980年代に誕生した当初は風味や食感が物足りないものが多かったヴィーガンチーズは、ここ数年で急速に進化を遂げていて、海外ではヴィーガンの人だけでなく、乳製品へのアレルギーがある人や健康志向の人、サステナブルな生活を心がける人などさまざまな人が取り入れている。その需要の高まりにより、ヴィーガンチーズの世界での市場規模は、2030年までに約750億円にのぼると言われている。

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 そんなヴィーガンチーズは、海外ほど浸透していないものの日本でも次なるトレンドとして注目度が高まっている。そんな今こそ知っておきたい、海外で人気を集める4種類のヴィーガンチーズをご紹介。

豆乳や豆腐ベース

 海外でとくに人気を集めているのが、大豆たんぱく質が豊富な豆乳や豆腐をベースにしたヴィーガンチーズ。

画像: 豆乳や豆腐ベース

 栄養士のジョナ・ソールマンは、「豆乳や豆腐ベースのヴィーガンチーズは、風味や食感がチーズに近いことが多く、美味しく食べられる」と米メディアShapeで説明。はじめてヴィーガンチーズを食べる人でも、比較的満足しやすいのだという。ちなみにこのタイプは自宅でも手作りしやすく、豆乳ならモッツァレラチーズ風、豆腐ならカッテージチーズ風にするのがオススメだそう。

ナッツやシードベース

 豆乳や豆腐をベースにしたヴィーガンチーズと並んで人気なのが、ナッツや種をペースト状にしたものをベースにしたタイプ。

画像: ナッツやシードベース

 カシューナッツやアーモンド、マカダミアナッツ、ひまわりの種、かぼちゃの種などを主原料にしてつくられることが多い。とくに人気なのがカシューナッツだそうで、栄養士のジーナ・ハムショウは、「カシューナッツでつくったヴィーガンチーズは、クリーミーな食感を楽しむことができるよ」と米Everyday healthでコメント。

ココナッツベース

 ヴィーガンチーズには、美容や健康によいと言われるココナッツをベースにしたものも。

画像: ココナッツベース

 ココナッツミルクやココナッツオイルをベースとしたこのタイプは、ココナッツ本来の風味が強いとチーズのように感じられないため、塩やガーリックパウダー、オニオンパウダー、レモンなどの風味が追加されていることが多い。そのため、加工の工程が少ない食品を取り入れたい場合は、適さないこともあるという。

根菜ベース

 ほかのヴィーガンチーズにくらべるとマイナーであるものの、徐々に人気が高まっているのが、根菜をベースにしたヴィーガンチーズ。

画像: 根菜ベース

 根菜ベースのヴィーガンチーズは、ジャガイモとニンジンなどをつかってつくられていて、柔らかくなめらかな食感が特徴。チーズソースのように使う場合には、根菜をベースにしたヴィーガンチーズがオススメだそう。

 海外で人気を集める4種類のヴィーガンチーズ。日本で販売されているものも増えているので、気になる人はぜひ取り入れてみて。(フロントロウ編集部)

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