『ワイルド・スピード』でドミニクの弟ジェイコブを演じるジョン・セナが、多くのファンも抱いていた“疑問”について語った。(フロントロウ編集部)

『ワイスピ』にドミニクの弟ジェイコブが初登場

 8月6日に日本公開を予定している映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は、“ファミリー”がカギ。

 死んだと思われていたハンや、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』といったワイスピファミリーの再登場が大きな見どころだが、その他に、ドミニクの弟であるジェイコブが初登場することも話題の1つ。しかもジェイコブは、ドミニクたちの敵。

 ドミニクの妹であるミアはシリーズ1作目から登場しており、本作では2作品ぶりに顔を見せる。9作目にしてトレットファミリーのなかにある確執が明らかになるが、11作目で完結することが決まっている『ワイルド・スピード』シリーズの9作目で、なぜジェイコブが初登場することになったのだろうか? そんな疑問を抱いたのは、ジェイコブを演じたジョン・シナも同じだったよう。米ComicBookのインタビューで、こう話し始めた。

 「何よりもまず、どうやったらこれが起こるんだ?なんで僕たちはそれ(弟)について今知ることに?このキャラクターの重要性は何?9作品目にして登場したキャラクターにトレットの名前をつけるという勇敢な決断をさせたのは何?なぜこれまでには(弟を)見ることはなかったの?」

 怒涛の疑問を口にしたジョンの気持ちは、これまでシリーズを見てきたファンにも理解できるもの。そして、ジャスティン・リン監督やドミニク役のヴィン・ディーゼルもまた同様の疑問を抱いたうえで、事前にその答えを見つけ出してくれていたことが、ジョンの役作りの助けになったという。

 「9作目の中に答えがあるこれらの疑問は、僕だけが抱いた正当な疑問というわけではなく、ジャスティンやヴィンも思っていたことなんだ。良かったことが、『ワイルド・スピード』における2人の神話オタクたちにこれらの質問を出来て、『あぁ。オッケー。分かった。方向性が分かった。そのまま進めて演技をするよ』となるような非常に細かな答えをもらえたことだね。それについて話すのはとても楽しかったよ。ジェイコブの名字はトレットだから、彼を無から作り出す必要はなかったし、でも物語のなかに無限にある様々な展開を試してみることができたから」

 ジェイコブの存在の重要性は、『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』を見れば分かることのよう。

 ちなみに、ヴィンはジェイコブ役に誰を起用するかという問題にかなり悩んでいたが、ジョンと対面した際に、ブライアン・オコナー役の故ポール・ウォーカーがジョンを呼んだと感じたという運命的な出来事を明かしている。

(フロントロウ編集部)

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