『スーパーナチュラル』のスピンオフ作品について、サム・ウィンチェスター役のジャレッド・パダレッキは知らされていなかった。その事実に、ファンが激怒する事態に。(フロントロウ編集部)

『スパナチュ』スピンオフをジェンセン・アクレスが制作

 2005年から2020年にかけて、15年にわたって放送された大人気ドラマの『スーパーナチュラル』。最終回は多くのファンの涙を誘ったが、放送終了から約1年が経った2021年6月に、主人公ディーン・ウィンチェスター役のジェンセン・アクレスと彼の妻ダニール・ハリス・アクレスの制作会社Chaos Machine Productionsが、『スーパーナチュラル』のスピンオフの制作を進めていることが発表された。

 『The Winchesters(原題)』は、ディーンとサムの両親であるメアリーとジョンの日々を追うもので、ナレーターとしてジェンセンがディーン役で復活する。

 もちろん多くのスパナチュファンは歓喜となったのだが、一方である予想外の問題が勃発。じつは、ディーンの弟でもう1人の主人公であるサム・ウィンチェスターを演じたジャレッド・パダレッキは、このスピンオフについて知らなかった! ジャレッドは、『The Winchesters』のニュースを知った時に、こんなツイートをしている。

 「良かったね。これについてツイッター以外で知ることが出来たら良かったんだけど。見るのが楽しみだけど、サム・ウィンチェスターが一切参加しないことには落ち込んでる」

画像: 『スパナチュ』スピンオフをジェンセン・アクレスが制作

 ジャレッドがスピンオフについてツイッターで知ったことや、それについて気落ちした様子を見せたことで、多くのファンが胸を痛めることに。ジャレッドは冗談を言っているのだと思いたいファンがジャレッドとジェンセンに直接、これはウソなのではないかと質問しても、ジャレッドはこう返信している。

 「いいえ。(悪いジョークとは)違うよ。ニュースについて初めて聞いた。ショックだよ」


ジャレッド、憤りを見せるファンにメッセージ

 『スーパーナチュラル』のキャストは仲が良いことで知られており、ジャレッドとジェンセン、そしてオリジナルシリーズで2人の父を演じたジェフリー・ディーン・モーガンはお揃いのタトゥーを入れているほど。

 また、ジャレッドは『スーパーナチュラル』が終わりを迎えることについて涙を見せてきたことから、そんな愛情深いジャレッドがスピンオフについて知らされていなかったことで、一部のファンが関係者に対して怒りをあらわにする事態に発展。それを受けてジャレッドが、ツイッターでファンに対して落ち着くように呼びかけた。

 「世界のみんな。愛をありがとう。お願いだから、お願いだから、嫌悪や脅しを送らないでほしい。この件に関わるすべての人を本当に大切に思っているから、そのなかの誰かが傷つけられたり脅されたりしたら、本当に不幸なこと」

画像: ジャレッド、憤りを見せるファンにメッセージ

 そして続けて、ジェンセンと話をしたことを報告。ツイートの最後には「スパナチュファミリー」とハッシュタグをつけて、ジェンセンとの関係は良好だとした。

 「ジェンセン・アクレスと僕はいつものように有意義な対話をして、物事は良い状態だよ。スピンオフの進行は初期段階で、まだまだ先は長い。僕たちはたくさんの道を一緒に旅をしてきて、たまにはでこぼこな道もある。でもそのでこぼこさは、僕たちを止めたりしない。一度でも兄弟だったのなら、いつだって兄弟なんだ。# スパナチュファミリー」

 ジャレッド、ジェンセン、そしてファンのそれぞれが『スーパーナチュラル』に深い愛を持っているからこそ起こった騒ぎだったが、“兄弟”らしくしっかり話し合いをして騒動の幕引きができたよう。無事にスピンオフが放送される日を楽しみに待ちたい。

(フロントロウ編集部)

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