人気コメディ俳優のジェームズ・コーデンが、自身が司会を務めるトーク番組『The Late Late Show』の人気コーナーが“アジア圏のカルチャーを冒涜している”として、一部の人たちから批判されていることにコメント。(フロントロウ編集部)

ジェームズ・コーデンが人気コーナーの一部内容変更を約束

 映画『オーシャンズ8』や実写版『キャッツ』に出演するコメディ俳優のジェームズ・コーデンが、自身が司会を務めるトーク番組『The Late Late Show(原題)』の人気コーナー「Spill Your Guts or Fill Your Guts(スピル・ユア・ガッツ・オア・フィル・ユア・ガッツ)」の内容を見直す考えを明かした。

 「Spill Your Guts or Fill Your Guts」は、秘密を打ち明けるか、もしくはその代わりに番組が用意した“牛の性器”、“巨大なサソリ”、“牛の血&豚の舌のゼリー”といった気持ちの悪いゲテモノ食材を口にするか、どちらか究極の二択を迫られるという番組オリジナルのゲームで、これまでにジャスティン・ビーバーやキム・カーダシアン、ハリー・スタイルズといった数々の有名セレブが挑戦してきたことで知られる。

 そんななか、あるTikTokユーザーが、アジアの一部地域では一般的かつ“美味しい”とされている料理や食材が番組内でゲテモノ扱いされていることに、苦言を呈したことで署名運動が巻き起こる事態に。たしかにこのユーザーの指摘どおり、使用されている食材は中国や東南アジアの国々のものが多く、過去には牛タンや白子といった日本でポピュラーな食材もゲテモノとしてテーブルに並べられていたことがある。

画像: 「Spill Your Guts or Fill Your Guts」のコーナーに登場したジャスティン・ビーバー(左)。 ©︎The Late Late Show/NBC

「Spill Your Guts or Fill Your Guts」のコーナーに登場したジャスティン・ビーバー(左)。
©︎The Late Late Show/NBC

 こうした声を受けて、先日、『The Howard Stern Show(原題)』に出演したジェームズは、「その話は僕たちの耳にも入っている。次にあの企画を実施する時は、(話に挙がった食べ物は)絶対に使わないようにする。僕たちの番組は喜びと光と愛をテーマにしていて、決して誰かを怒らせるために作ってるわけじゃない」と、使用する食べ物を変更することを約束。

 「(米Vogueの編集長の)アナ・ウィンターに、チーズバーガーで覆われたピザをあげた時と同じことを考えてる」と、これまでのコンセプトであったゲテモノではなく、“太りそうな不健康な食べ物”を軸にしたコーナーに生まれ変わらせることを示唆した。(フロントロウ編集部)

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