朝マック中にハッピーセットを買いたかった犯人
アメリカのバージニア州で、36歳の男が暴走する事件が起こった。
アメリカのデリバリーサービスであるDoorDashの配達員である男は、日曜日の朝にマクドナルドを訪れ、ハッピーセットをオーダー。しかしその時間帯は、まだ朝メニューの時間だった。
通常のメニューが食べたくてマクドナルドへ行ったら、まだ朝マックの時間だったため諦めて別のメニューにした、というのはよくある話。しかし、従業員からまだハッピーセットを買うことはできないと言われた男は、暴走を始める。
怒り始めた男の言葉はだんだんと過激になり、店から出ていく時には、あとで戻ってきて「全員殺してやる」とまくし立てたという。
しかも、男の暴走はまさかの方向へ。マクドナルドから連絡を受けた警察は、すぐに男の身元の調査を進めていたが、そんななかで車を運転していたという人物から通報を受ける。
その人物は、別の車に乗る男から銃を向けられたというのだ。さらには、また別の車を運転していた人物からも通報が入り、車を運転する男から銃で脅されたと報告される。脅された人物たちが明かした男の車の車種と、マクドナルドの従業員が明かした男の車の車種は同じだった。
そしてなんと、ふたたびマクドナルドから連絡があり、男は本当に店に戻ってきた。その手には、銃が。
マクドナルドのハッピーセットが買えなかったことで激怒し始めた男は、道端でまったく関係のない人たちを脅し、ふたたびマクドナルドに銃を持って再来。しかし警察の対応によって、ケガ人が出ることなく男は逮捕されるに至った。しかも、警察の調査で明らかになった男の銃の種類は、なんとBBガン。とはいえ男は、複数の罪に問われている。
また、DoorDashは男のアカウントを無効にしたと発表。男が自分のためにハッピーセットを購入しようとしたのか、オーダーを受けてのことだったのかは明らかになっていない。
(フロントロウ編集部)