日本に続きアメリカのディズニーランドでも、「Ladies and gentlemen, boys and girls」という園内アナウンスが廃止されることがわかった。(フロントロウ編集部)

アメリカのディズニーランドでもアナウンスを変更

 米ウォルト・ディズニーが、フロリダ州オーランドにある世界最大のディズニーリゾート、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(以下ディズニーワールド)の園内アナウンスで使用されている「Ladies and gentlemen, boys and girls」というフレーズを廃止することを明らかにした。

 長年、ディズニーワールドでは、「Ladies and Gentlemen, boys and girls, dreamers of all ages」という文言が使用されてきたが、先日、約1年ぶりに再開した花火のショー「Happily Ever After」では「Dreamers of all ages(日本語訳:夢見るすべての世代の人たち)」の部分だけに変わっていた。米CBS Newsの取材に対し、ディズニーの広報は「これはより広範な取り組みの一環であり、ひとつやふたつではありません」とコメントしている。

画像: アメリカのディズニーランドでもアナウンスを変更

 ディズニーランド/ディズニーワールドでは、65年以上にわたって 「安全性(Safety)、礼儀(Courtesy)、表現(Show)、効率性(Efficiency)」という4つのカギをゲストへのサービスの指針にしてきたが、今年4月、新たに「インクルージョン(包括)」を5つ目のカギとすることを、テーマパーク部門の責任者であるジョシュ・ダマロ氏がディズニーの公式ブログDisney Parks Brogで発表。

 今後は「よりインクルーシブになるようにアトラクションを再構築し、キャストやファンの多様で刺激的なストーリーを祝福していく」として、手始めにキャストの服装や髪型に関する規定がジェンダーインクルーシブな内容に改訂された。

 ちなみに、ご存じの方も多いと思うが、今年3月、日本の東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーでも、多様性を尊重して「Ladies and Gentlemen, Boys and Girls」という文言が「Hello Everyone」といった性別を特定しないものに変更されることが決定している。(フロントロウ編集部)

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