保存食セットも取り扱うコストコ
年会費が必要な会員制ウェアハウス・クラブでありながらも、年会費を超えるお得さから、世界中に利用者がいるコストコ。
なぜそこまでお得なのかといえば、もちろん価格が安いことに加え、多くの商品が大容量パックであることも理由の1つ。とくに大家族にとっては、お得なうえに買い物に出かける回数も抑えられるため、コストコは便利なスーパーとなっている。
そんなコストコでは、「非常食」も取り扱っている。その種類やサイズは各国で異なるが、やはりそのサイズも“コストコサイズ”。
アメリカでは、大きなものではShelf Relianceの非常食があり、その量はなんと…、「3万食分」!
これは4人家族が1年間食べていける量となっており、フリーズドライされた食料には、お米やフルーツ、野菜、肉、豆、さらにはデザートなど様々なものが含まれる。水を加えるだけで食べることができ、さらにそれぞれの食材を使ったレシピも付属されている。セットの価格は約44万円(3,999.99ドル)。
また、コストコはMountain Houseの保存食セットも複数取り扱っている。そのなかには、1年分用の2,814食分セットがあるのだが、なんとこの約55万円(4,999.99ドル)のセットが売り切れたことがある。それはいつなのか?
約1年半前のことだと聞けば分かる人も多いはず。そう、それは2020年2月の終わりに売り切れていることが発覚した。ということは、新型コロナウイルスのパンデミックに備えてのことだと予想できる。
Costco has sold out of the $4999 pallet with 1 year's worth of food (2800 servings!), but the 23 lb mac-and-cheese bucket with up to 20-year shelf life is still available.https://t.co/N28YCvGciL pic.twitter.com/QXdZMkhe9c
— Fat Tail Capital (@FatTailCapital) February 24, 2020
もちろんコストコでは、これほど巨大なセット以外にも、数個から数十個、そして数百個といったセットの非常食/フリーズドライ食材/アウトドア食品を扱っており、会員は求める味や目的に合わせて選ぶことができる。
新型コロナウイルスのパンデミック中も、スーパーなどは営業を続けていたため、むしろ物流を乱すパニック買いが問題にもなった。一方で、様々な要因から、世界中で自然災害などは増えている。非常食や防災グッズの準備はしっかりとしておきたい。
(フロントロウ編集部)