マドンナが、被後見人として自分が置かれている壮絶な環境を告白したブリトニー・スピアーズへのサポートを表明。ブリトニーが置かれている環境は「人権侵害」だと強い言葉で非難した。(フロントロウ編集部)

マドンナがブリトニー・スピアーズをサポート

 2008年から続いている父親ジェイミーによる成人後見人制度の終了を求め、裁判を行なっているブリトニー・スピアーズ。米現地時間6月23日には、審問にリモートという形で初めて出廷して、自身が置かれている壮絶な環境について証言したものの、父親ジェイミーを後見人から外したいというブリトニーの訴えは、6月30日に裁判所によって却下された。

画像: マドンナがブリトニー・スピアーズをサポート

 審問で初めて自ら証言して以来、元交際相手であるジャスティン・ティンバーレイクや、10代の頃から切磋琢磨してきた仲であるクリスティーナ・アギレラら多くのセレブたちがブリトニーをサポートする声を上げてきたなか、今回、クイーン・オブ・ポップことマドンナがブリトニーを支持するメッセージを発表した。

 2003年にリリースされたシングル「Me Against The Music」でブリトニーとコラボしたマドンナは今回、「Britney Spears」と書かれたシャツを着た自身の写真をインスタグラムストーリーズに投稿して、強い言葉を用いながら次のように綴った。

画像: ©️Madonna/Instagram

©️Madonna/Instagram

「この女性に人生を返して。奴隷制は遥か昔に廃止された!何世紀にもわたって女性たちにこんな仕打ちをしている強欲な家父長制に死を。こんなの人権侵害! ブリトニー、私たちがあなたを牢獄から出してあげるからね!」

自身が置かれている状況は「性的な人身売買」のようとブリトニー・スピアーズ

 ブリトニーが置かれている状況を男性による「奴隷制度」になぞらえたマドンナだが、ブリトニー本人は自らが置かれている状況を、「性的な人身売買」のようだと主張している。ブリトニーは先月の審問で、自身の意志に反してIUDと呼ばれる子宮内避妊用具(避妊リング)の着用の継続を強要され、妊娠ができないようにされていることなどを告白。

画像: 自身が置かれている状況は「性的な人身売買」のようとブリトニー・スピアーズ

 ブリトニーは「後見人制度のもとで、私は結婚や出産はできないと言われました。私は避妊リングを着けているので、今は妊娠することができません。もう1人出産するために、私は避妊リングを外すことを望んできました。ですが、いわゆるチームの人たちが、それを取り外すために医者に行かせてくれないのです。なぜなら、彼らは私にこれ以上子どもを産んでほしくないと思っているのです。そういうわけで、この後見人制度は、私に利点よりも遥かに多くの害をもたらしています」と述べ、ボディ・オートノミー(からだの自己決定権)を侵害されていると訴えた。(フロントロウ編集部)

 

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