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Amazonプライム・ビデオのオリジナルドラマ『ザ・ボーイズ』がプライムタイム・エミー賞にノミネート。しかしショーランナーは「狂気の沙汰」と驚いている。(フロントロウ編集部)

ヒーロードラマ『ザ・ボーイズ』

 『ザ・ボーイズ』は、腐敗したヒーロー集団“セブン”と、彼らをビジネスに利用するヴォート社、そしてそんなヴォート社とセブンに立ち向かう集団“ザ・ボーイズ”の戦いを描くヒーロードラマ。

画像: ヒーロードラマ『ザ・ボーイズ』

 シーズン2までがAmazonプライム・ビデオで配信中の本作は、現在シーズン3を制作中。ドラマ『スーパーナチュラル』のディーン役を務めたジェンセン・アクレスが出演することでも注目を集めている。

 そんな本作が、2021年の第73回プライムタイム・エミー賞作品賞、最優秀ヒューマンドラマ賞に見事ノミネート。プライムタイム・エミー賞は、アメリカのゴールデンタイムに放送されるテレビ番組の中でも優れた作品を表彰する、非常に注目度の高いアワードともあり、関係者はさぞ喜んでいるだろう…。

 しかし、本作の監督でショーランナーを務めるエリック・クリプキは、米EWのインタビューで下ネタを交えながらこう答えた。

 「全然実感がわかない。狂気の沙汰としか言いようがない。彼らは、爆発するクジラ、3メートル(10フィート)のペニス、爆発する頭に投票したんだ。誤解しないでほしい。僕は感謝している。でも、エミー賞の投票者は何を考えているんだろう?」

 現在シーズン3の制作の真っ最中であるエリックは、お祝いの言葉が殺到し始めたとき、ちょうど自分の休日を楽しんでいたところだという。最初にメッセージを送ってきたのは、アマゾンの幹部であるアンディ・グリーン。こんなことは今までにはなかったそう。続いて、アマゾン・スタジオのキャスティング責任者であるドナ・ローゼンスタインからは「ああああ!!」と、言葉にならないほどの喜びメッセージ。現在、エリックの計算によると、同じような興奮したメールが「数百通」と届いているという。

 しかしそれでもエリックは冷静。「僕たちは普通なら、このような評価を受けるような番組ではない。当然のこととは思っていないんだ。本当に、本当にワクワクすること」と、コメントした。(フロントロウ編集部) 

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