意外と知らないセッティングパウダーの間違い
ベースメイクの仕上げでおなじみのセッティングパウダーには、つくったメイクを固定してヨレにくくする役割があるけれど、結局時間が経つと崩れてしまうと感じたことはない? プロによると崩れを引き起こしてしまうのは、セッティングパウダーの効果を半減させる「あるNG行為」が原因であることが多いという。
プロが指摘するNG行為とは、ファンデーションが乾くまで待ってからセッティングパウダーを重ねること。シンガーのアリアナ・グランデなどセレブのメイクを手掛けるメイクアップアーティスのダニエル・チンチラは、「多くの人がファンデーションが乾くのを待ってからセッティングパウダーを重ねているけれど、じつはそれは間違い」と米Allureで話し、乾ききるまで待つことでヨレを招いてしまうと説明。
ベースメイクをヨレにくくするためには、事前に塗ったスキンケア製品やメイク下地がしっかり乾いてから重ねることが大切だと言われているけれど、セッティングパウダーを使う直前だけは、この乾くまで待つという行為がかえって逆効果になってしまうよう。
ファンデが乾くとパウダーが密着しにくくなる
なぜファンデが乾いてからセッティングパウダーを重ねるとヨレやすくなるかというと、乾燥させた状態ではパウダーをのせても十分に密着しないから。
塗りたてのほうがファンデとパウダーがしっかりと密着して固定されるため、時間が経ってもパウダーが動かず崩れにくくなるのだという。そのためダニエルは、ファンデを塗ってからパウダーをのせるまでのスピードを重視するようアドバイスした。
ちなみにダニエルは、セッティングパウダーを塗るときのテクニックも重要だと話し、「ふんわりとのせるのではなく、しっかり顔に押しつけるようにパウダーをのせることが大事なんだ」と説明。そうすることで、時間が経ってもパウダーが動かないほど密着して、抜群に崩れにくくなるそう。
セッティングパウダーを使っているのにメイクが崩れるという人は、ぜひプロのアドバイスに従ってベースメイクのタイミングを見直してみて。(フロントロウ編集部)