日本のクリーンビューティブランドが海外でも大注目
ここ最近日本でもよく耳にするようになったクリーンビューティは、肌や環境に害をおよぼす危険性がある成分を排除し、労働環境に関する問題や環境問題、動物保護などさまざまな問題に配慮してつくられた美容製品を指す言葉。
とくに欧米ではクリーンビューティの市場が急速に拡大していて、ユーザーにとっても機能性だけでなくクリーンであるかどうかは、製品を選ぶうえでの重要なポイントになっている。
クリーンビューティの需要が高まり、さまざまなブランドが登場する欧米で、徐々に注目されはじめているのが日本発のクリーンビューティブランド。ここ最近、日本発のビューティー「J-Beauty」が海外でトレンド入りしていることもあり、日本のブランドが展開するクリーンコスメが海外メディアに取り上げられたり、海外のSNSで人気を集めたりと話題を呼んでいる。
クリーンビューティの人気が加速している欧米で高く評価され、注目を集める日本発のブランドを3つご紹介。
DAMDAM
今年6月末からアメリカの人気化粧品専門店セフォラ(Sephora)での販売がスタートするなど急激に注目度が高まっているのが、製造からパッケージまで「MADE IN JAPAN」にこだわったクリーンビューティーブランドの「DAMDAM(ダムダム)」。
DAMDAMの製品は、植物オイルを配合したオイルセラムやお餅のような肌を作るクリームなど、スキンケア製品を中心にラインナップ。セフォラではすでに海外のユーザーからの口コミが多く投稿されていて、日本でも人気の「ノーマッズクリーム ピュリファイングクレンザー」は、5つ星中4.9という驚異の高評価を誇っている。
海外のユーザーも夢中になるDAMDAMは、化学物質や合成物質を一切使用せず100%自然由来の製品を展開。6世紀ごろに日本に伝わり、菜食の伝統「精進料理」にも使われているこんにゃくやごま油を原料として採用するなど、日本の伝統と古来から伝わる植物成分を生かしたアイテムを開発している。
SHIRO
地球環境や社会のあり方、サステナブルに配慮した製品を展開し、日本でも高い人気を集めているクリーンビューティブランドである「SHIRO(シロ)」は、英Marieclaireや英Wallpaper Magazine、英Dazedなど数多くの海外メディアで「J-Beauty」の代表的なブランドとして取り上げられている。
SHIROは本来ならば捨てられる素材を原料として使用したり、パッケージレスで商品を購入することで値引きになる「エシカル割」を導入したりとエシカルな取り組みを積極的に行なっているが、英Dazedは「もったいない」という日本古来の価値観にも通じるSHIROの取り組みは、世界中のブランドが模範するべきと絶賛。
そんなSHIROの製品は、メイクアップやフレグランス、スキンケア、食材にいたるまで幅広いアイテムを展開している。
Waphyto
2020年9月に誕生したばかりのブランドでありながら、すでに海外でも注目されているのが、植物療法とサイエンスを融合させた製品を展開する「Waphyto(ワフィト)」。
最高品質の植物原料を使ったWaphytoの製品は、動物実験を行なわず、フェアトレードにもこだわって製造されていて、植物の収穫サイクルにおいても自然の営みを優先させるなど、とことん環境に配慮している。
そんなWaphytoも海外で注目されていて、米有名メディアのNY Timesは、世界中の注目ブランドを集めた特集のなかで、“日本に行ったら必ずチェックするべきブランド”と紹介。
また、海外の人気インフルエンサーもお気に入りのブランドとしてSNSで紹介するなど、話題を集めている。Waphytoは、スキンケアからヘアケア、ボディケア、デリケートゾーンケア、ベビーケアにいたるまで、人生100年時代を想定した一生に寄り添う独自の製品ラインナップも魅力のひとつ。
海外でも注目される日本発のクリーンビューティブランド。気になる人は、ぜひチェックしてみて。(フロントロウ編集部)