じつは今かかとの悩みが急増中
素足でサンダルを履くことが多い夏に気になるのが、硬くなってガサガサになったかかと。
もともと皮脂腺のないパーツであるかかとは、日々の乾燥や余分な角質の蓄積によってカサつきやすく、悪化するとヒビ割れてしまうこともあるけれど、そんな悩みが在宅勤務をはじめとしたお家時間の増加によって、さらに増えているという。
ロンドンを拠点とする足病医のアンドリュー・グラッドストーン医師は、お家時間の増加がかかとの影響する理由について「自宅で過ごすことが多くなって、靴や靴下を履かずに固い床の上を歩く時間が長くなった」と英Glamourで指摘。そのため、かかとの悩みを抱える人が間違いなく増えているそうで、悪化させないためにも自宅でのケアがとても大切だと話した。
どんなケアをするといいのか、柔らかくすべすべなかかとに近づける3つのケアをチェック。
保湿製品は尿素入りを選ぶ
乾燥して硬くなったかかとをケアするためには、しっかりと保湿するべきというのは想像できるけれど、グラッドストーン医師が最善の方法だと明かすのは、尿素が入った製品で保湿すること。
グラッドストーン医師は、「尿素を取り入れると、皮膚に急速に水分を与えられるから、硬くなったかかとでも柔らかくなりやすい」と解説。1日に最低1回は尿素が入ったクリームやバーム、ローションでケアするといいそう。
やさしくかかとの角質を除去
かかとが硬くガサガサになるのは、古い角質が溜まっている可能性が高いため、角質ケアを取り入れることも大切。
グラッドストーン医師のオススメは、低刺激のスクラブやかかと用のやすりを使ってやさしく角質をオフすること。ただしこのときに必要な角質までオフしてしまうと逆効果なので、やりすぎには注意が必要。またかかとがヒビ割れている場合は、炎症を起こしてしまう恐れがあるため、角質ケアは避けるべきだという。
外出時はかかとにも日焼け止めを
柔らかくなめらかなかかとに近づけたいなら、かかとにも紫外線対策を取り入れることも忘れてはいけないという。
その理由についてグラッドストーン医師は、「じつはかかとはかなりデリケートなパーツだから、紫外線のダメージによってもカサついたり硬くなったりする」と説明。靴下を履かずにサンダルなどで外出する場合は、日焼け止めを塗るようアドバイスした。
サンダルを履くときにかかとのガサガサが気になる人は、今一度日々のケアを見直してみては。(フロントロウ編集部)