映画『007』シリーズの最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』をもって卒業することが決まっているダニエル・クレイグが、怪我が原因で復帰できないと思っていたことを明かした。(フロントロウ編集部)

ダニエル・クレイグ、『007 スペクター』での卒業を考えていた

 人気スパイ映画『007』シリーズの25作目として話題を集める映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、過去5作にわたって主演のジェームズ・ボンドを演じたダニエル・クレイグの卒業作で、これまで以上に注目が集まっている。

 今回の作品で『007』から身を引くことが決定しているダニエルだが、じつは2015年に公開された『007 スペクター』で卒業するつもりだったと明かした。

 ダニエルはこれまで『007』シリーズの中で超人のようなアクションに挑んでおり、怪我をすることも多かった。実際に今作の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の撮影中にも足を滑らせ、怪我をして一時的に撮影が中断された。そんなダニエルは、じつは『007 スペクター』での怪我が原因で復帰するのは難しいと考えていたと米Total Filmのインタビューで語った。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の撮影中に怪我をするもトレーニングを続けるダニエル・クレイグ。

 『007 スペクター』ではアクションシーンの撮影中に膝を負傷。膝の怪我はかなり深刻だったようで、手術まで受けていた。約6ヵ月におよぶ過酷な撮影に加え、撮影中に膝に怪我を負ったダニエルは、『007』シリーズへの復帰について「体力的に無理だと思った」「もう戻ることはできないというのは、僕にとって明白だった」と当時の心境を明かした。

画像: ダニエル・クレイグ、『007 スペクター』での卒業を考えていた

 そのため『007』のプロデューサーであるバーバラ・ブロッコリは、ダニエルに最後のミッションへの参加を打診するまで約2年も待っていたという。

 しかしダニエルは、『007 カジノロワイヤル』ではじめた物語を終わらせる必要があると思い、再び『007』シリーズに帰ってきた。

 今作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、泣いても笑っても、ダニエルが演じる最後のジェームズ・ボンド。史上最高のボンドとも称されるダニエルの卒業作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、日本で10月1日に公開される。(フロントロウ編集部)

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