カニエ・ウェストが待望されていたニューアルバム『DONDA(ドンダ)』を7月23日にリリースすることを発表。リリースに先駆け、陸上選手のシャカリ・リチャードソンが出演するCMでアルバムに収録される新曲「No Child Left Behind」の一部を公開した。(フロントロウ編集部)

カニエ・ウェストがニューアルバム『DONDA(ドンダ)』のリリースを発表

 今年2月にキム・カーダシアンとの離婚を申請したり、Gapのコラボライン「YEEZY GAP」がついに販売開始となったりと、今年に入ってからも多くの話題を振りまいてきたカニエ・ウェストより、新たにミュージシャン活動に関する朗報が到着。2019年にリリースされたアルバム『ジーザス・イズ・キング』以来となるニューアルバム『DONDA(ドンダ)』を7月23日にリリースすることが発表された。

画像: カニエ・ウェストがニューアルバム『DONDA(ドンダ)』のリリースを発表

 自身の母親の名前からタイトルが取られた『DONDA』は当初、2020年7月24日のリリースが予定されていたものの、リリースされず、その後のリリース日は不透明となっていた。しかしついにリリースが告知され、カニエは先週、ラスベガスで友人を招いた同作のリスニングパーティーを開催したことも明らかになっている。

 アルバムのリリースに先立って、カニエはBeats by Dre(ビーツバイドレー)で知られるビーツ・エレクトロニクスのCMにアルバムに収録される新曲「No Child Left Behind」を提供して、1分に及ぶCMのなかで音源の一部を公開している。

 CMは、現地時間7月20日に行なわれたフェニックス・サンズ対ミルウォーキー・バックスのNBAファイナル第6戦で初公開されており、現在21歳のアメリカ出身の陸上選手であるシャカリ・リチャードソンが出演。シャカリは東京オリンピックのアメリカ代表として陸上女子100メートルに出場する予定だったものの、ドーピング検査でマリファナ(大麻)の陽性反応が出て、東京オリンピックの出場資格が剥奪に。世界反ドーピング機関(WADA)はマリファナを禁止薬物に指定しているのだが、アメリカでは一部の人々からシャカリへの措置に抗議する声があがっていた。

 そんななかビーツ・エレクトロニクスがCMにシャカリを起用し、さらにカニエが待望の音源の一部を公開と、話題性の高いCMとなった。公開されたCMはこちら。

 また、カニエは日本時間7月23日(金)午前9時より、Apple Musicで『DONDA』のリスニングイベントを配信することも決定している。アルバムにゲストが参加しているかについてや、トラックリストなどの詳細は現時点では発表されていない。(フロントロウ編集部)

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