マット・デイモンが、映画『アバター』の出演を断ってしまったことを後悔しているとコメント。(フロントロウ編集部)

マット・デイモン、新作『スティルウォーター』が話題沸騰中

 マット・デイモンは、映画『プライベート・ライアン』や『オーシャンズ』シリーズ、『ボーン』シリーズなどで知られる俳優。最近では、新作映画『スティルウォーター』がプレミア上映され、一足先に鑑賞した批評家から高い評価を得ている。

 日本でも知名度が高く、2022年に公開されるMCU映画『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』にも出演予定のマットだが、実はある大作映画への出演を断ったことを今でも後悔していると、2021年に開催の第74回カンヌ国際映画祭のマスタークラスで明らかにした。

マット・デイモンが出演を断って公開した作品

 マットが断ったその映画はなんと、ジェームズ・キャメロン監督による映画『アバター』。同作は、約3070億円(27億8970万ドル)もの興行収入を記録したメガヒット作で、歴代興収1位に輝く、映画界のレジェンド的作品。

画像: マット・デイモンが出演を断って公開した作品

 しかしオファー時は、本作がどれほど成功するか予測できなかったマットは、「小規模な映画のオファーを受け」たと考えていたらしい。同時に彼はキャメロン監督から収益の10%という条件を提示されていたにもかかわらず、そのチャンスを不意にしてしまったことに関し、「僕は歴史に名を残すだろう。これ以上の金額を断った俳優はいないだろうから」と、結果的には300億円以上に膨らんでいたであろう契約を断ったことに対する

 しかしマットにも当時『アバター』のオファーを断らねばならない理由があった。それが、『ボーン』シリーズで主演を務めていたから。もし『アバター』のオファーを受けるとしたら、『ボーン』シリーズを“途中放棄”するようなもので、それは道徳的にやりたくないことだったという。

 さらに、キャメロン監督が、2009年に公開された映画『アバター』1作目に引き続き、2作目、3作目のシリーズを計画していることを知ったマットは、「続編があるの?なんてこった」と冗談混じりにコメントした。

 マットは2019年にも『アバター』のオファーを断った際のエピソードを語っており、「キャメロンが僕にオファーしたとき、彼は『さあ、聞いてくれ。僕には誰も必要ない。この作品に名前のある俳優はいらない。もし君が引き受けてくれなければ、私は無名の俳優を探して彼に譲るつもりだ。なぜなら、この映画は君を必要としていないから。でも、もし君がこの役を引き受けてくれたら、君に10パーセントをあげるよ』と言ったんだ」と語っていた。(フロントロウ編集部) 

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