イタリア
エンポリオ・アルマーニ(Emporio Armani)のスポーツライン「EA7」が担当したイタリア選手団のユニフォームは、日本の国旗の日の丸と緑・白・赤の3色から成るイタリア国旗を融合させたデザイン。
選手たちが表彰台で着るダークネイビーを基調としたユニフォームにも同様のデザインが採用されている。
カナダ
カナダ代表の公式ユニフォームはカナダの老舗デパート、ハドソンズ・ベイ(Hudson’sBay)がデザイン。閉会式で選手たちが着用するリーバイス(Levis)とのコラボデニムジャケットは、ワッペンやグラフィティを取り入れたカジュアルなもので、「CANADA」「Tokyo」といった文字はもちろん、カタカナで「カナダ」の文字が描かれている。
ドイツ
ドイツ選手たちが開会式で着用したベストの胸元にもカタカナで「ドイツ」の文字が。こちらはアディダス(Addidas)がデザイン。
アメリカ
アメリカ合衆国の選手たちが試合後の表彰台で着る、再生素材を利用したナイキ(Nike)のジャケットの胸元のV字切り替えは、日本の着物をイメージしたものだそう。
チェコ
デザイナーのズザーナ・オオサコが手がけた開会式の衣装は、日本の藍染めとよく似た「モドロティスク」と呼ばれるチェコ共和国の伝統的な藍染めを使用したもの。暑さを凌ぐための扇子を取り入れたほか、パンツとスカートは1964年に開催された東京オリンピックでチェコスロバキアのチームが着用したものをベースとしている。
選手たちが着るTシャツには日本語で「チェコ共和国」の文字が。
キリバス
キリバス共和国から参加する3人のアスリートとコーチらが開会式で着用したのは、富士山と桜という“ザ・和風”なデザインを取り入れたユニフォーム。
ベルギー
ベルギーの女性選手たちが開会式で着用したジャンプスーツやマキシドレスはウィメンズブランドのキャロライン・ビス(Caroline Biss)が手がけたもの。
赤をベースとしたモノグラム生地には「Belgium(ベルギー)」「Enjoy(楽しんで)」「Inspire(インスパイア)」といった言葉のほかに「Tokyo(東京)」の文字もプリントされている。男性選手のスーツは同国の老舗メンズウェアブランド、スキャバル(SCABAL)が担当。
キルギス
開会式では、タジキスタンとともに、マスクを着用していない選手がいたことに世界中から冷たい視線が集まってしまったキルギス共和国だが、肩に桜の木をイメージした刺繍が入った衣装で和テイストを取り入れていた。女性旗手が着けていたスカーフも桜色。
コロンビア
コロンビアの選手たちが開会式で身につけたのは、法被(はっぴ)をイメージしたかのような羽織の衣装。帯を結って着る選手もいれば、さらっと羽織る選手も。
スウェーデン
2013年以降3大会連続でスウェーデン選手たちのユニフォームを手がけた同国発祥のファストファッションブランドH&Mに代わり、東京オリンピックでは日本発のファストファッションブランド、ユニクロ(Uniqlo)が開閉会式の衣装も手がけた。
ユニフォームには、エアリズムやUV カット、ドライ EX、ウルトラストレッチなどユニクロの高機能素材を使用している。
(フロントロウ編集部)