植物由来の保湿クリームとして有名な“シアバター”以上に保湿力が高いのに、さらっとした使い心地が魅力の新成分「ムルムルバター」をご存知? 肌にうるおいを与えるだけでなく、肌荒れや炎症をおさえる作用があると話題の新成分を海外の皮膚科医が解説。(フロントロウ編集部)

高い栄養価を持つ新成分「ムルムルバター」

 ムルムルバターとは、ブラジルやアマゾン地域に生育するヤシの木「ムルムルヤシ」の種子から抽出される天然の植物性油脂のこと。やや黄みがかった白色の脂肪分で、ほんのり甘くナッツのような香りがするのが特徴。

画像: 高い栄養価を持つ新成分「ムルムルバター」

 あの保湿クリームの定番として人気が高い「シアバター」よりも保湿効果が高いとされており、しかも肌荒れや炎症をおさえる作用などさまざまな美肌効果があると年々注目度が上昇。ボディケア製品やヘアケア製品を中心に、海外の美容マニアたちの間でじわじわと人気を集めている。

あの“シアバター”を超える高い保湿力

 そんなムルムルバターの最大の特徴は、なんといってもその圧倒的な保湿力と栄養価の高さ。ニューヨーク市の皮膚科専門医のマリサ・ガーシック医師は「ムルムルバターには、ラウリン酸やミリスチン酸、オレイン酸などの脂肪酸が豊富に含まれており、肌の自然なバリア機能を高め、肌の水分が蒸発するのを防ぐ働きがある」と米Byrdieで説明。

画像: あの“シアバター”を超える高い保湿力

 とくにムルムルバターは、水分をぎゅっとつかんで閉じ込める性質に優れているため、「もちろん肌にとっても非常に有益だけれど、乾燥した髪にはまさに“天の恵み”ね」と、ヘアケアとしても高い保湿効果が期待できるとスキンケアブランドVisha Skincareの創設者で、皮膚科専門医のプルヴィシャ・パテル医師は言う。

 また、ムルムルバターはその性質上「ノンコメドジェニック(※)」なのも嬉しいポイント。ほかのオイルやバターに比べて毛穴に詰まる心配が少ないから、ニキビに悩むオイリー肌や混合肌にもピッタリ。さらにパテル医師によると、ムルムルバターは「抗炎症作用」にも優れているため、肌トラブルや湿疹などのバリア機能が低下している人にもおすすめ。肌をしっとりと保湿しながら、乾燥からくるさまざまな肌悩みにしっかりアプローチしてくれると勧めている。

※ノンコメドジェニックとは…肌荒れのもとになりにくいことを確認するノンコメドジェニックテストを済ませている化粧品。すべての人に当てはまるわけではないので注意。

保湿効果を高めるムルムルバターの使い方

 そんな話題のムルムルバターの使い方については、基本的にはシアバターなどの保湿クリームと同じように使ってOKだけれど、プロのおすすめとしては、髪や肌に水分が残っている「お風呂上がり」にムルムルバターを使うのがベスト。

 ガーシック医師は「保湿クリームの多くがそうであるように、シャワーから出たら、タオルなどで身体の水分を軽くふき取り、完全に乾燥する前にたっぷり塗るのが最善」と助言。「少し肌がしっとりした状態でムルムルバターを塗ることで、肌に必要な水分を閉じ込めてくれる」とガーシック医師は説明する。

画像: 保湿効果を高めるムルムルバターの使い方

 とくに紫外線やエアコンによる乾燥が気になる今の季節は、高保湿でありながらべたつかない保湿クリームを使いたいもの。日本でもさまざまなアイテムが発売されているので、これを機にムルムルバターを日ごろのスキンケアに取り入れてみては。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.