ラッパーのカーディ・Bが、シンガーのノーマニとのコラボ曲「Wild Side(ワイルド・サイド)」をめぐる批判に反論した。(フロントロウ編集部)

「Wild Side」は“ノーマニだけで十分”との声に物申す

 2019年のグラミー賞で女性アーティストとして史上初めて最優秀ラップ・アルバム賞を受賞した人気ラッパーのカーディ・Bが、フィフス・ハーモニーのメンバーで現在ソロで活動するノーマニとのコラボ曲「Wild Side(ワイルド・サイド)」は“ノーマニだけで十分”との声に反論。ノーマニもカーディを擁護した。

 一部で「Wild Side」はコラボではなく、ソロ曲にすべきだったという議論が巻き起こるなか、ツイッター上で「あくまで私見だけど、カーディはリミックスでよかったんじゃないかな。なんでソロ曲にしなかったのかわからない。カーディが参加した理由は理解できるけど、リミックスでやるべきだった」というつぶやきを目にしたカーディは、「こういうクソみたいなことを言う奴にかぎって、曲も買わないし、ラジオでリクエストもしないし、ストリーミングもしない。曲に何の価値も数字も与えることなく、ただツイッターに意見を投稿して、バズらせるために私を攻撃し続ける」と“反撃”。

 カーディのツイートにノーマニも「この曲はあなたなしでは考えられない」と反応し、“コラボは正しかった”と主張している。

「クィアベイティング」を指摘する声に持論を展開

 また、カーディは、ミュージックビデオでのノーマニとの“絡み”が「クィア・ベイティングではないか」という声に対しても、納得がいかないとして声を上げている。

画像: Photo:©︎Normani/YouTube

Photo:©︎Normani/YouTube

 ちなみに、クィアベイティングとは、実際には同性愛者ではないのに、ある人物やキャラクターが、あたかも同性愛者であるかのように匂わせたり、わざとバイセクシャルを予感させるような表現を使うなどして“性的指向の曖昧さ”をほのめかすことを指す。

 現在は男性と結婚しているものの、バイセクシャルを公言するするカーディは、「(クィアベイティングだと批判されることによって)自分のセクシュアリティや話しづらい経験について語ることが、アーティストにとってプレッシャーになっちゃうんじゃないかな。ミュージックビデオで女の子とキスをしたら、ほかの女性とのメールのやりとりを公開しなきゃいけないわけ?」とツイッターに投稿。

 さらに別のツイートで、「Wild Side」のミュージックビデオで自身がノーマニと抱き合うようなポーズを取っていたのは、妊娠中のお腹を隠すためであったことを明かした。(フロントロウ編集部)

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