『ワイスピ8』でまさかのヘレン・ミレン登場
『ワイルド・スピード』シリーズ9作目となる『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の公開が8月6日に迫るなか、過去8作品がストリーミングサービスで配信となったり、
テレビで放送されたりと、盛り上がりが過熱している。
前作の『ワイルド・スピード ICE BREAK』では、新たな敵のサイファーといった新キャラクターも複数登場したが、なかでもファンを驚かせたのは、ヘレン・ミレンの『ワイルド・スピード』参入!
イギリスを代表する俳優であるヘレンは、アカデミー賞、エミー賞、トニー賞を何度も受賞してきた演劇の三冠王。2003年には大英帝国勲章を受勲し、デイムの栄誉称号を得ている。『ワイルド・スピード』は超人気映画シリーズとはいえ、エリザベス女王とのお茶会に招待されることもある大物俳優が出演したことには、驚く人は多かった。
ヘレン・ミレンが一言「出たい」と言えば…
ヘレンに出演してほしいと説得するのは大変だったのだろうか。そんな疑問も浮かんでくるが、じつは、シリーズ参入はヘレン自身が望んだことだった! ドミニク役のヴィン・ディーゼルは、2017年に英Total Filmのインタビューでこう明かしている。
「みんなは、俺が(撮影の)1年前から脚本家たちと働き、物語を練っていることを知らないんだ。ヘレンは去年あったパーティーで俺の元へやってきて、“あなたと一緒に『ワイルド・スピード』に出たいわ”と言ってきた。脚本にはもうゴーサインが出てたけど、彼女は正しい人に話をしたってこと。なぜなら、その1週間後に彼女(の役)は脚本につけ足されていたから」
完成していた脚本が変更され、1週間で自分の出演シーンが作り出されるとは、さすがヘレン。しかもその役柄は、ジェイソン・ステイサムが演じるデッカード・ショウの母親マグダレーン・ショウという、超重要なキャラクター。『ワイルド・スピード』制作陣のこの対応は、相手がヘレンだったからこそだろう。
そんなヘレンが演じるマグダレーンはファンから人気となり、『ジェットブレイク』にも登場する。しかも今回は、彼女が車をぶっ飛ばすシーンも!
ちなみに、『ジェットブレイク』での1番の注目人物といえるハンを演じたサン・カンは、その撮影中にヘレンと休憩室であるトレーラーを共有することになったそうで、「僕のキャリアで起こったことで最高だったことの1つ」と話すほど良い思い出になっているとのこと。
(フロントロウ編集部)