ワン・ダイレクションやリトル・ミックスら多くのスターを輩出してきたことで知られるイギリスの人気オーディション番組『Xファクター』が終了することが明らかになった。(フロントロウ編集部)

サイモン・コーウェルによる『Xファクター』が終了することが明らかに

 プロデューサーのサイモン・コーウェルが手がける英ITVの人気オーディション番組『Xファクター』が終了することが明らかになった。英ITVの担当者が認めている。

画像: サイモン・コーウェルによる『Xファクター』が終了することが明らかに

 2004年にスタートした『Xファクター』は、シーズン毎にオーディションを開催して優勝やデビューを競うオーディション番組で、これまでにワン・ダイレクションやリトル・ミックス、オリー・マーズら多くのスターを輩出してきたことで知られている。番組はこれまで15シーズンにわたって放送され、445のエピソードが放送されてきた。

 英The Guardianによれば、マット・カードルがワン・ダイレクションを退けて優勝を果たした2010年のシーズンは、1,960万人の視聴者が番組を視聴した一方で、2019年のシーズンでは295万人にまで減少していたという。2020年は“休息”を取ることを理由に放送されなかったものの、2021年には新たなシーズンが放送される予定となっていた。

 しかしながら、今回、英ITVの担当者によって「現時点で、『Xファクター』の次のステージに関するプランはありません」とコメントが発表され、シリーズの続編の予定がないことが明らかになった。

 英Official Charts Companyによれば、『Xファクター』の出場者たちによってこれまで計43曲の全米1位シングルが生まれたといい、5曲を全英1位に送り込んだリトル・ミックスが同チャートで最も成功を収めたグループとなっている。また、『Xファクター』の優勝者がリリースしたシングルとして最も売れたのは、200万枚を売り上げたジェイムス・アーサーの「Impossible」となっている。(フロントロウ編集部)

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