オリヴィア・ロドリゴが、父親による後見人問題に揺れているブリトニー・スピアーズについてコメント。アーティストのメンタルヘルスを大切にすることの重要性について語った。(フロントロウ編集部)

オリヴィア・ロドリゴがブリトニー・スピアーズについて語る

 2016年にディズニー・チャンネルのオリジナルドラマ『やりすぎ配信! ビザードバーク』でメインキャストの1人であるペイジ役に抜擢され、一躍ティーンを中心にその名を広めたオリヴィア・ロドリゴ。その後、2019年からスタートしたDisney+ (ディズニープラス)のドラマ『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』で主役であるニニ役の座を射止めたオリヴィアは、今年1月にファーストシングル「drivers license」をリリースしてシンガーとしてもデビューを果たした。

画像: オリヴィア・ロドリゴがブリトニー・スピアーズについて語る

 今年5月にはデビューアルバム『サワー』もリリースし、全米と全英のアルバムチャートの1位に送り込むなど、2021年に最も成功した新人アーティストとなっているオリヴィアだが、彼女は自身の成功を、自分のメンタルヘルスを何よりも大切にすることを重視してきたおかげだと考えているという。

 今回、オリヴィアは米GQによるインタビューに応じて、ブリトニー・スピアーズの質問について答えている。ブリトニーといえば、1990年代に『The Mickey Mouse Club(原題)』で本格的にキャリアをスタートさせて、オリヴィアにとっては“ディズニーの先輩”にもあたるシンガーだが、現在は父親ジェイミーによる後見人問題に揺れている。

 2008年に精神的に不安定な行動が見られてから、父ジェイミーによる後見人制度のもとに置かれているブリトニーは現在、父ジェイミーを自身の後見人から外すことを求めて裁判を行なっており、米現地時間6月23日に自らが置かれている壮絶な状況を初めて証言して世間に衝撃を与えた。

若い女性アーティストが利用されるケースは今もあるとオリヴィア・ロドリゴ

 「ブリトニーの件はすごく恐ろしかったし、この件についてはきちんと追い続けているの。ただただ、恐ろしいと思う」とオリヴィアは米GQに語っている。

画像: 若い女性アーティストが利用されるケースは今もあるとオリヴィア・ロドリゴ

 続けて、「業界として、若い女性を利用したり、手玉に取ったり、イジメたりしないようになってきているとは個人的に思うけど」と前置きした上で、オリヴィアは「だけど、そういうことが今も起きているのは明らかだし、私自身も目撃することがある。もちろん、ブリトニーが経験してきたようなレベルのものではないにせよね」と語り、ブリトニーのように、若い女性が業界の上の立場にいる人から利用されているような状況を今でも目にすることがあると告白。

 現在18歳のオリヴィアは、ブリトニーの一件は女性アーティストが利用されているというケースの「一例」だとした上で、「これからの世代では壊せることを願ってる」と語っている。

 「私は企業の利益が人々のメンタルヘルスよりも重要視されるのを見てきた」と続け、「それは私がキャリアのなかで常に意識するようにしてきたことでもあって、そういうことに意識を向けて、私のメンタルヘルスを最も重要なこととして気にかけてくれる人たちに囲まれている自分は幸運だと思ってる」とオリヴィア。

 「そういう場所にいることができなければ、芸術を作って良好なキャリアを歩むことはできないの」と続けて語り、利益よりもアーティストのメンタルヘルスを第一に置くことの大切さを訴えた。(フロントロウ編集部)

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