アヴリル・ラヴィーンがオリヴィア・ロドリゴに賛辞
2000年代に10代でデビューを飾り、一躍スターとなったシンガーのアヴリル・ラヴィーンが、自身と同じく10代でシンガーとしてデビューし、デビュー曲「drivers license」がデビューから8週連続で全米シングルチャートの首位を独走するなど、2021年に最も成功を収めた新人アーティストとなっている現在18歳のオリヴィア・ロドリゴについて語った。
オリヴィアと言えば、「drivers license」で綴られているような、失恋などの心情をありのままに楽曲に落とし込む才能が高い評価を集めており、その手腕は今年5月にリリースしたデビューアルバム『サワー』でも発揮されている。
自身と同世代のファンを中心に、すっかり若者たちのアイコンの1人となったオリヴィアだが、現在36歳のアヴリルもオリヴィアのファンになった1人だそうで、今回、米Varietyとのインタビューで「drivers license」の「深みとムード」に魅了されたことを明かしている。
アヴリルはインタビューのなかで、「オリヴィアのような人たちが、自分探しを続けているような多くの若い女性たちに正直な声を届けるのは大切なことだと思う」と、リアルで率直な心情を歌に乗せるオリヴィアのソングライターとしての才能に賛辞を寄せた上で、オリヴィアの魅力について次のように説明した。
「彼女の楽曲は彼女の真実を歌っているし、それを感じることができるでしょ。そのどれもがリアルだと分かるし、彼女のファンたちは彼女が歌うすべての言葉に共感しているの」。
ちなみに、このインタビューでは言及されていないものの、アヴリルとオリヴィアについては、その年齢や音楽性から類似性を指摘する声も上がっており、エド・シーランは以前、「この比較をオリヴィアが好ましく思ってくれるかは分からないけど、僕は何年も前から、世界には新しいアヴリル・ラヴィーンが必要だってずっと言ってきたんだ。ロックをして、曲も書けるっていう女の子がね。彼女はまだ17歳で、お見事という感じだよ」と語り、オリヴィアは次世代のアヴリルだと持論を述べている。
一方、デビュー以来常に若者たちを魅了してきたアヴリルはZ世代からも多くの支持を集めており、ビリー・アイリッシュ(19)やウィロー・スミス(20)らがアヴリルのファンであることを公言している。オリヴィアもそんなアヴリルのように、長きにわたってファンを魅了し続けるようなシンガーソングライターになるに違いない。(フロントロウ編集部)