ザ・キッド・ラロイとジャスティン・ビーバーによるコラボシングル「Stay」が最新の全米シングルチャートで初となる1位を獲得。ザ・キッド・ラロイは、オーストラリア出身の男性ソロアーティストとしておよそ40年ぶりに全米シングルチャートを制するという快挙を達成した。(フロントロウ編集部)

ザ・キッド・ラロイとジャスティン・ビーバーの「Stay」が全米1位に

 米現地時間8月9日に米Billboardによる最新の全米シングルチャートが発表され、オーストラリア出身の17歳のアーティストであるザ・キッド・ラロイとジャスティン・ビーバーがコラボしたシングル「Stay」が初となる1位に輝いた。

 ザ・キッド・ラロイにとってこれが初の全米1位となったほか、ジャスティンにとっては、今年4月に1位を獲得した「Peaches」以来となる、自身通算8曲目の全米1位となった。ちなみに、オーストラリア出身の男性ソロアーティストがこれ以前に全米1位を獲得したのは、リック・スプリングフィールドが「Jessie's Girl」で1981年に獲得したのが最後となっていて、ザ・キッド・ラロイは17歳にして見事、40年ぶりにオーストラリア出身の男性ソロアーティストとして全米を制覇してみせた。

 自身初となるシングルでの全米1位を獲得したことを受けて、ザ・キッド・ラロイはインスタグラムに次のように綴っている。「すげえ、ナンバーワンだ! まず最初に、この曲をストリーミングや購入、サポートしてくれた全員に感謝してる。それから、この曲に参加し、全力で俺と向き合ってくれたブラザーのジャスティン・ビーバーにも感謝を。これは俺にとってのビッグな瞬間になっただけでなく、オーストラリアにとって本当に大きなことだ。幼い頃の俺の目標は、アメリカでビッグになって、俺たちが持っているものを全員に示したいというものだった。COVIDのせいで故郷にしばらく帰れていないけど、マジで魂はそこにあるから(笑)」

 ザ・キッド・ラロイはこの機会にオーストラリア出身の若手アーティストたちにもスポットライトを当てており、「それから、オーストラリアの期待のアーティストたち数人も祝福したい。みんなもハマると思うよ。次に来るのは彼らさ!」と綴った上で、自身とのコラボ歴もあるシドニー出身のラッパーであるSahxlや、同じくシドニー出身のソングライター/プロデューサーであるBLESSED、マウント・ドルイットを拠点に活動するヒップホップクルーであるONEFOUR、ニューサウスウェールズ州出身のアーティストであるYoungn Lipzを紹介。

 ザ・キッド・ラロイはこの投稿を次のように締め括っている。「ファミリーのみんな、愛してる、愛してる、愛してる。本当にありがとう。みんながいなかったら、何もかもが実現していなかった」

 全米1位獲得に先立ち、「Stay」は米BillboardによるGlobal 200チャートも制しており、ザ・キッド・ラロイはオーストラリア出身のアーティストとして初めてこのチャートを制した。彼がまだ17歳ということに改めて驚かされるが、彼の快進撃はまだまだ止まりそうにない。(フロントロウ編集部)

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