ニッキー・ミナージュと、夫で性犯罪の前科があるケネス・ペティが、性被害者を脅迫したとして訴えを起こされたことが明らかになった。(フロントロウ編集部)

ニッキー・ミナージュと夫に脅迫されたと訴訟

 ジェニファー・ハフという女性が米現地時間8月13日、ミュージシャンであるニッキー・ミナージュとその夫であるケネス・ペティ(43)を相手取り、ニューヨークの裁判所に訴状を提出した。16歳だった1994年にケネスからレイプをされたジェニファーはそのなかで、2020年からケネスやその妻であるニッキーから嫌がらせを受けるようになったと主張している。

画像: ニッキー・ミナージュと夫に脅迫されたと訴訟

 ケネスは当時、ジェニファーをレイプした罪で懲役18~54ヵ月の刑が科され、その7年後に男性を銃殺した過失致死罪で7年間服役した前科がある。そのため、ニューヨーク州はケネスには累犯のリスクがあると認定し、一生涯、性犯罪者であることを登録し続けることを命じているのだが、昨年には、現在ニッキーと共に生活を送っているカリフォルニア州で性犯罪者であることを登録せず、逮捕されていた。

 ジェニファーによれば、2020年にケネスが逮捕されて以降、ニッキーとケネスの2人から嫌がらせを受けるようになったという。ジェニファーは訴状のなかで、ニッキーからケネスへの訴えを撤回するよう求められ、その見返りとして自身や家族に50万ドル(約5,500万円)を支払うことを持ちかけられたほか、別の機会には、ニッキーから2万ドル(約220万円)の賄賂の支払いと、自身の娘の16歳の誕生日にニッキーが特別にバースデーメッセージを送るという提案もされたというが、そのいずれも断ったと主張している。

 また、共通の知り合いから自身の電話番号を聞いたニッキーから電話で「サポート」を持ちかけられたり、彼女のパブリシストが訴えを撤回するための声明を作成する手伝いをすると持ちかけられたりもしたものの、これらも断ったという。

 その後、ニッキーらからの一連の提案を断り続けた後で、自身や家族のもとには、ニッキーとケネスの関係者と思われる人々からの「嫌がらせの電話や一方的な訪問という攻撃」が寄せられたという。

 ジェニファーは「深刻な鬱や強迫観念、度重なる引っ越し、被告や彼らの関係者からの嫌がらせや脅迫のために、2020年5月以降は働くことができずにいる」といい、「現在は報復を恐れて孤立した生活を送っています」と訴状では述べられている。

 ニッキーやケネスからは現時点でコメントは発表されていない。ニッキーとケネスは2019年10月に結婚したことを報告し、2020年10月にはニッキーが第1子を出産した。(フロントロウ編集部)

 

 

 

 

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