セッティングスプレーの選び方
顔に噴きかけるだけでメイクを固定できるセッティングスプレーは、崩れないメイクを叶えたいときの救世主のようなアイテム。海外では以前から多くのブランドから登場していたけれど、マスクの着用時間が長くなったことでより人気が上昇。日本でも同じ理由で需要が高まっていて、ドラッグストアなどでも豊富なバリエーションを見かけるようになってきている。
だからこそ気になるのが、セッティングスプレーを選ぶときの基準。たくさんの種類があって迷ってしまいがちだけれど、メイクのプロによると選び方のコツがあるという。プロが教える、セッティングスプレーを選ぶコツをご紹介。
どんな質感に仕上がるかチェックする
セッティングスプレーには、マットな質感やツヤっぽい質感、メイク自体の質感を変化させないものなど色んな仕上がりのものがあるため、どんな仕上がりになるのかは要チェック項目。
NYを拠点とするメイクアップアーティストのトニー・タルブは、「セッティングスプレーを使うことでメイクの仕上がりの質感が変わることもあるから、自分好みの仕上がりになるかチェックしてから買うといいよ」と米Byrdieでコメント。最近のメイクでは肌の質感は大事なキーワードなので、好みの仕上がりのものを探して。
肌タイプに合うものを選ぶ
トニーによると、セッティングスプレーの力を最大限発揮させるには、乾燥肌やオイリー肌といった肌タイプに合うものを選ぶべきだという。これを見極める方法のひとつが、セッティングスプレーに含まれるアルコールの量。
トニーは、「セッティングスプレーに含まれるアルコールは、時間が経つと肌を刺激したり乾燥させたりするから、乾燥肌や敏感肌の人はアルコールが少ないものを選んで」とアドバイス。アルコールの量が少なく、乾燥を防ぐ保湿成分や水分が多く含まれているものを選ぶのがいいそう。
オイリー肌の場合は、基本的にアルコールを含むセッティングスプレーでもOK。メイクアップアーティストのグロリア・フォイエは、「アルコールがたくさん入ったセッティングスプレーは、持続力がとくに高く崩れにくい傾向がある」と説明し、もし乾燥しにくい肌質で徹底的に崩れを防止したいのなら、このタイプを選ぶよう勧めた。
敏感肌なら成分や香りにも注意
肌が敏感なら、アルコールのほかにも成分や香りに注意して選ぶべきだという。
トニーは、「多くのセッティングスプレーには、香りをつけるために香料がプラスされているんだけれど、敏感な肌にとっては刺激になることもある」と話し、敏感肌の場合は無香料のものを選ぶようアドバイス。そのほかにもヴィーガンでオイルフリーのものを選ぶこともオススメだそう。
プロのアドバイスを参考にして、自分にぴったりのセッティングスプレーを探してみては。(フロントロウ編集部)