マシュー・マコノヒーが、俳優としての活動初期に参加した映画『悪魔のいけにえ レジェンド・オブ・レザーフェイス』のオーディションで起きた恐ろしいエピソードを共有した。(フロントロウ編集部)

オスカー俳優、マシュー・マコノヒー

 マシュー・マコノヒーは、映画『ダラス・バイヤーズクラブ』でHIVに感染した主人公を演じ、アカデミー賞主演男優賞を受賞した俳優。ほかにも、『マジック・マイク』や『インターステラー』、ドラマ『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』などに出演し、その演技力に高い評価を得ている。

画像: オスカー俳優、マシュー・マコノヒー

 そんな彼が俳優として活動を始めた初期に参加したのが、あの有名なホラー映画『悪魔のいけにえ』のシリーズ4作目、『悪魔のいけにえ レジェンド・オブ・レザーフェイス』。同作には、同じくオスカー俳優のレネー・ゼルウィガーも参加していた。

 そんな本作で猟奇殺人鬼レザーフェイスの兄であり、劇中では主人公のレザーフェイスをさしおいてかなりの注目度を見せた猟奇的な性格のビルマー・ソーヤを演じたマシューは、役のオーディション時に起きた驚きの出来事を最近自身のYouTubeチャンネルで振り返った。

画像: 映画『悪魔のいけにえ』より ©︎Vortex / Album/Newscom

映画『悪魔のいけにえ』より ©︎Vortex / Album/Newscom

マシュー・マコノヒーの演技に、担当者は涙

 元々『悪魔のいけにえ レジェンド・オブ・レザーフェイス』では小さな役を演じることになっていて、撮影は1日だけの予定だったと語ったマシュー。彼はある日、監督であるキム・ヘンケルから「ヴィルマー役を演じる人を探しているから、きてみないか」と言われ、「その役に挑戦してみようかな」という感じでオーディションを受けに行ったそう。

 そして、迎えたオーディション当日。監督の秘書の女性がオーディションの相手役を務めると名乗り出るとマシューは、「『オーケー』と言って、すぐにオフィスのある家のキッチンに走って行って、引き出しから大きな大さじを取って、戻ってきて、彼女を隅に固定して、まるで武器のように振舞った」という。そして、「そして、彼女が泣くまでやったんだ」と驚きの告白。

 秘書の女性はこのオーディションの相手役に「私がやる!」と自ら立候補したそうだが、この結果は、状況次第では過剰なハラスメントと捉えられかねない衝撃の出来事。マシューいわく、女性はシーンが終わると「本当に良かった。本当に怖かったよ」とマシューの演技を称えたそうで、監督はその場でマシューにビルマー役を与えたという。

 『悪魔のいけにえ』といったら、誰もが知る恐ろしく不気味なスプラッタホラー。そんな映画で殺人鬼の兄を演じるにあたって、マシューの俳優魂に力が入ってしまったのかもしれない。(フロントロウ編集部)

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