興行収入や映画の評価という面で厳しい結果に終わったことで有名な映画『グリーン・ランタン』の監督を務めたマーティン・キャンベル監督が、本作の制作を後悔していることを明かした。(フロントロウ編集部)

ライアン・レイノルズ主演『グリーン・ランタン』

 『グリーン・ランタン』は2011年に公開されたDCコミックス原作の映画。興行収入や映画の評価が厳しい結果に終わったことで有名で、エンタメ界では『グリーン・ランタン』の大コケぶりは一種のネタと化している。

画像: ライアン・レイノルズ主演『グリーン・ランタン』

 主演を務めたライアン・レイノルズは、現在でも『グリーン・ランタン』をまるで黒歴史のように扱っており、2020年にはその理由を自身の失敗から生まれたネガティブなエネルギーをポジティブに変えた結果の行動であることを明かしている

 そんな本作で監督を務めたマーティン・キャンベルは、映画『007 カジノ・ロワイヤル』や『マスク・オブ・ゾロ』といった有名作品を手がけた名監督。彼は、本作を制作したことを後悔しているよう。

「私がやるべきではなかった」

 キャンベル監督は最近行なわれた米Screen Rantとのインタビューで、スーパーヒーロー映画を監督するべきではなかったとコメント。

画像: 「私がやるべきではなかった」

 作品の冒頭シーンは自分が考えていた展開にはならなかったことを明かし、「この映画はうまくいかなかった。そこがポイントで、私にも責任の一端がある。私がやるべきではなかったのです」と明かした。

 続けて、「私は(ジェームズ・)ボンドが大好きで、監督する前に全てのボンド映画を見ていた。スーパーヒーロー映画は私の好みではないから、その意味でも私がやるべきではなかった。しかし、監督は常に失敗の責任を負わなければならないんだ。何と言ったかな?成功には多くの父がいるが、失敗には1人の父がいる。それが私なんだ」と語った。

 映画の公開から10年が経過したものの、キャンベル監督は『グリーン・ランタン』を指揮したことに、責任感と後悔の念を感じているよう。(フロントロウ編集部)

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