欧米で人気が高まる「フラックスミルク」
植物由来の原料を使った植物性ミルクは、牛乳などの代替品として日本でも注目を集めていて、オーツミルクやアーモンドミルクなどはスーパーでも頻繁に見かけるようになってきているけれど、それをはるかに超える種類の植物性ミルクが売られているのが欧米諸国。
アメリカをはじめとした欧米の国では、植物性ミルクの選択肢が多く、それだけに市場競争も激化している。そんな欧米で最近新たに人気に火がついているのが、スーパーフードのひとつである亜麻仁を原料とする「フラックスミルク」。
ゴマに似た種子である亜麻仁は、古くから衣類用の繊維を製造するために使用されてきたけれど、その栄養の豊富さに注目が集まり、ここ20年近くの間に食材としても使われるようになった。そんな亜麻仁からつくられるフラックスミルクは、マイルドでありながらナッツのような風味が楽しめるのが特徴で、健康や美容に嬉しいさまざまなメリットがある。
肌に嬉しい成分がたっぷり
フラックスミルクを飲む最大のメリットは、肌によい脂肪酸とされているオメガ3脂肪酸が豊富に取り入れられること。
栄養士のアジャ・ギーマ氏は、「フラックスミルクには、ほかのどんな植物性ミルクよりも多くのオメガ3脂肪酸が含まれている」と米Well+goodで話し、植物性ミルクのなかでもなんとトップクラスの量を誇っていると説明。オメガ3脂肪酸には、ターンオーバーを整えたり、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルを防いだりといった働きがあるため、肌にもよいミルクを選びたいという人にオススメだそう。
ボディメイクにもぴったり
フラックスミルクには、タンパク質や食物繊維が豊富という特徴もある。ギーマ氏によると、可溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれていて、筋肉づくりに欠かせないタンパク質も豊富だという。
そのほかにも腸の健康や免疫力の維持が期待できるビタミンDも豊富なため、健康に気をつけたい人にもぴったりの植物性ミルクと、まさにいいことづくし。
海外で人気が高まっている植物性ミルク「フラックスミルク」。日本ではまだあまり売られていないものの、亜麻仁と水、塩などをブレンドして手づくりする方法もあるので、ぜひチェックしてみて。（フロントロウ編集部）
